北原ライフサポートクリニック

北原ライフサポートクリニック
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総合診療科ブログ

フランス、再びロックダウンへ! 2020.10.29

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今朝方、飛び込んできたニュースです。
フランスが2度目のロックダウン発動を決定したとのこと。
1日の感染者数が7万人超となり、死亡者数も急増しています。
前回同様、不要不急の外出や夜間の外出は禁止され、
理由があって外出する場合も許可証の携帯・提示が求められます。
一方で前回と違い、学校などは休校にせず継続するとのこと。
また工場や農場など必須の仕事やインフラは維持するようです。

以前も書きましたが、第1波よりも大きな第2波が到来しています。
アジアは欧米ほどではないですが、それでも完全な終息はほど遠い。
各企業の経済的苦境や来年のオリンピックを見据えて、
日本政府は国際的な往来を再開、活性化したいと目論んでいますが…。
現実的にはなかなかに厳しいと言わざるを得ない状況です。

ところで、欧米とアジアの感染流行状況について質問を受けますが、
厳密にこれといった理由はまだ分かってはいないものの、
生活習慣の違い(マスクの習慣、ハグやキスなどの習慣、食習慣)や
人種による感受性の違い、ウイルス株の違いなどが考えられています。

さて、年末に向かうにつれて日本の流行状況がどうなるか。
一般的にはインフルエンザはじめ、かぜが流行するシーズンに入ります。
空気が乾燥しウイルスが長く生存し飛散しやすい環境にもなります。
今より厳しい状況が訪れることも覚悟し準備せねばなりません。
マスクや石けん・消毒液など、今のうちから少し余裕を持って
蓄えておくことも必要かもしれません。

当院でも引き続き感染対策を徹底しながら、
粛々と日々の診療を継続して参りたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

ヨーロッパで新たな流行波が拡大中 2020.10.18

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

菅総理大臣は就任後初の外遊に出発されました。
ビジネスや留学などでの海外渡航も段階的に解除され、
また徐々に国際的往来が活発になりつつあります。
コロナ以前の状態に復するのはある意味喜ばしいですが、
日本でも未だに感染終息の明るい兆しは見えず、
今冬の感染爆発の可能性に医療現場は戦々恐々としています。
そして、ヨーロッパでも新たな流行が拡大しています。

WHOによると16日に報告されたヨーロッパ全体の感染者数は、
15万7000人に達しました。あれだけ厳重な警戒が敷かれた
第1波の時でさえ、多くてもせいぜい1日4万人程度でしたが、
その3倍以上の感染者が報告されていることになります。
フランスはじめ各国は夜間外出制限など再度規制強化を行い、
新型コロナウイルスの拡大防止に躍起になっています。

感染者が爆発的に増えている要因は様々検討されておりますが、
各国の検査体制がさらに拡充・整備されている点が大きいようです。
実際に感染による重症化率・死亡率は低下傾向となっており、
感染者数の増加と比べて、死亡者数はそこまで増えていません。
第1波の際には、都市の完全封鎖(ロックダウン)を敢行した
ヨーロッパ各国ですが、現状ではそこまでの厳しい制限は行わず、
夜間の外出禁止や営業禁止などに留めているのも特徴です。
第1波の対応を反省し、各国が「最善」の対応を模索しています。

海外渡航が段階的に解除されると、日本でも4月5月のような、
いや、あの時以上の流行が起きることは容易に想像がつきます。
かといってあの時のように再び経済活動を厳しく制限すると、
コロナは回避できても、生活が立ちゆかなくなる人で溢れます。
私たちはコロナによって究極の選択を迫られ続けています。
完璧な正解は見えない中で「最善」の対策をする他ありません。
手洗い、マスク、3密回避の徹底は個人でできる最善の防御です。
基礎疾患がある方はインフルエンザの予防接種もしましょう。
(すみません、当院ではすでに予約受付は終了しましたが…)

当院でも引き続き感染対策を徹底しながら、
粛々と日々の診療を継続して参りたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

大変申し訳ございません! 2020.10.8

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

先日10月1日(木)よりインフルエンザワクチン予約開始を
ご案内致しましたが、何と昨日時点で予約満杯となりました…。
当クリニックには例年通り800人分供給されたワクチンでしたが、
たった1週間であっという間に予約が一杯となりました。
例年以上にワクチンへの意識が高まっているとは書きましたが、
まさかここまでとは……正直とても驚いております。
当院での接種希望の方はありがたいことに後を絶ちませんが、
現状、次のワクチンが入荷される見込みは立っておりません。
当院での接種を予定していた患者様には大変なご迷惑をおかけし、
本当に本当に申し訳ございません…!
来年度以降は、かかりつけの患者様に優先的に予約を承るなど、
今回の件を反省して混乱のないように努めたいと思っております。
引き続き当クリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。

なお先日ご案内致しました通り、
実際のインフルエンザワクチン接種開始は10月12日(月)~です。

1.自費接種の方
料金:4000円(税込)
2.65歳以上の高齢者の方
  八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市に住民票がある方
料金:無料(自己負担なし)※今年度の特例措置

 

インフルエンザワクチン予約開始 2020.10.1

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日10月1日(木)よりインフルエンザワクチンの予約を開始します。
お電話あるいは受付窓口でのご予約をお願い致します。
実際の接種開始は10月12日(月)~を予定しています。

1.自費接種の方
料金:4000円(税込)
2.65歳以上の高齢者の方
  八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市に住民票がある方
料金:無料(自己負担なし)※今年度の特例措置

今年はコロナウイルス関係で市民の方々のワクチンに対する意識が、
例年以上に高まっており、予約が殺到することが予想されます。
お電話での予約は非常に繋がりにくくなることが予想されています。
皆様には大変ご不便ご迷惑をおかけ致しますが、
ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
また以前にも書きましたが、インフルエンザワクチンの予防効果は、
5ヵ月程度続くと言われてはいますが、私の個人的な印象としては、
3ヵ月程度がいいところではないかと考えています。
インフルエンザの最流行期は例年12月下旬~2月ですので、
逆算して11月~12月上旬に接種しておくのがよいと思っています。
あまりに前のめりの接種は、私個人的にはオススメ致しません。

日本中がインフルエンザワクチンに前のめりになっている一方で、
大変皮肉ともいえる報告も上がってきています。
日本のワクチンに対する信頼度は世界最低レベルだというのです。
https://www.asahi.com/articles/ASN9Y349GN9KULBJ00N.html

日本では、ワクチン接種とその後の疾患や体調不良とを関連付ける話は、
枚挙にいとまがないほど(特にインターネット上に)溢れています。
日本ではワクチン信者より「ワクチン不信者」の声が目立ちがちですね。
日本はそもそも感染症で命を落とす人が非常に少ないので、
確かにワクチンの恩恵を実感できる場面がとても少ないと思います。
例えば、まわりの子どもが麻疹でどんどん死んでしまっている時に、
自分の子どもは予防接種していたから元気だったぁなんてことが起これば、
予防接種しておいて良かったぁ!と強く実感できるのでしょうけど。
(不謹慎なたとえですみません…。)

医師の立場からすると、ワクチンを推奨されている疾患は、
ほぼ全て特効薬や治療法がないか、重大な転帰を招く疾患です。
つまり予防接種以上に強力で簡単な方法は他にない疾患ばかりなんです。
確かに、懸念されるように予防接種後に副反応が起きてしまったり、
生ワクチンの接種によって実際に疾患が発症してしまったりという不幸は、
世界中から毎年報告されており、全くもってゼロではありません。
でも、そういった不幸な転帰になる可能性は極めて低いですし、
人類はそれ以上にワクチンの恩恵を受けているので、
医学的には禁忌でない限りはワクチン接種が推奨されています。
もちろん、最終的に打つか打たないかはご自身の意思で決めて下さい。
そして、何より普段からできる感染対策を徹底的に継続しましょう。
三密回避、こまめな手洗い、公共の場でのマスク着用、大切です。

東松島出張レポート 2020.9.26

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は(初めて?)出張レポートを書いてみます。
少し前になりますが、宮城県東松島市に行って参りました。
東松島の野蒜(のびると読みます)という地区に、
当法人が新しく施設を建設中でして、
ここの施設視察を兼ねて上棟式に出席して来ました。

そもそも東松島ってどの辺にあるかご存知ですか?
仙台と石巻の中間地点なのですが、「松島」と聞くと…
多くの方は松尾芭蕉の有名な句を思い出すことでしょう。
江戸時代に芭蕉がその感激を句にしたためたように、
確かに今もそこは紛れもない絶景で、私も思わず一目惚れ(笑)
当日は天候にも恵まれ、大変素晴らしい景色を堪能できました。

東日本大震災ではこの野蒜地区も甚大な被害を受けました。
もともとは海ぞいに街がありましたが、津波の被害を受け、
JR仙石線とともに野蒜が丘という高台に街の機能が移転。
当法人の施設は、その地区の方々に新しい憩いの場を提供します。
クリニックや小規模多機能施設の他に、公衆浴場やホテル、
そして地元の人々が集える多目的ホールも併設されます。
地元の人々に末永く愛される施設になるといいなぁ。
完成と運用開始が今から楽しみです。

当法人は高品質な医療の海外展開だけでなく、
継続的な被災地支援も行っています。
こういった活動にご興味のある方、ぜひ一緒に働きましょう。
今後とも北原グループをどうぞよろしくお願い申し上げます。

インフルエンザワクチンはいつ接種するべきか? 2020.9.24

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回はインフルエンザの予防接種について書きたいと思います。
政府から65歳以上の高齢者は、無料で接種できるよう助成する
という発表があり、今年は例年以上の需要が見込まれます。
当クリニックにもすでに問合せが多数来ております。
予約及び接種開始は10月に入ってから改めてご案内致します。
今しばらくお待ち下さいね。

さて、新型コロナの流行で一変してしまった世の中。
新型コロナに対するワクチン開発も日々進められていますが、
いまだに安全かつ確実な新型コロナワクチンは登場していません。
そこでせめてもと脚光を浴びているのがインフルエンザワクチン。
新型コロナとインフルエンザの流行時期が重なることから、
せめてインフルエンザだけは予防しておこういうわけです。
また、インフルエンザワクチンで免疫を訓練しておくと、
コロナ含め他のウイルス感染にも強くなるという意見もあります。

『インフル予防がコロナ対策で取り沙汰される訳』
https://toyokeizai.net/articles/-/359655

となるとますます前のめりで接種したくなってしまいますよね。
私としても予防接種ができない特別な理由がない限りは、
インフルエンザの予防接種をオススメしています。
ただ、あまりに早く打ち過ぎるのは少し考えものです。
インフルエンザワクチンの有効期間は約5ヶ月と言われていますが、
実際には3ヵ月くらいかなぁという印象です(完全に私見ですよ)。
なので10月初旬に打ってしまうと、年明け以降の最流行期に
予防効果が心許ないものになってしまう可能性もあります。
ですので、私としては10月下旬から11月中旬辺りが、
最も適切な接種時期ではないかと考えています。
(私自身はだいたい毎年その辺りで接種をしています)
これは完全の私の個人的な見解で、当法人の見解ではないです(笑)

もちろん、多少時期がズレても打たないよりは打った方がいいです。
毎年インフルエンザワクチンをきちんと接種することで、
65歳以下の健康な方の発症を60~70%低減できると言われていますし、
65歳以上の高齢者がインフルエンザで亡くなってしまう可能性を
80%程度は低減できるという報告も出ています。
ただ、免疫効果は長くても5ヵ月程度でなくなってしまいますので、
毎年繰り返し打っていくことが重要になります。
時々「自分はたまごアレルギーだから打てない」と仰る方がいますが、
たまごを食べてショック状態に陥るような重篤な症状が出ない限り、
(これをアナフィラキシーショックと呼びます)
多少のアレルギー反応なら打っても問題ないと言われています。
もちろん過去にインフルエンザワクチンを接種した後に
強い副反応が出たことがある方は、接種を控えるべきでしょう。
でもその場合には、せめて同居している方には接種をしてもらい、
集団免疫によってご自身のリスクを減らすべきでしょうね。

最後に、予防接種以外にもインフルエンザを遠ざける方法はあります。
皆さんご存知3密回避、手洗い、公共の場でのマスク着用!ですね。
インフルエンザも新型コロナもウイルスの一種ですので、
私たちが取れる予防策は結局同じようなものになるわけです。
前回も少し触れましたが、マスクが発症予防だけでなく、
重症化も予防してくれる可能性も取り沙汰されています。
そして実際に、今年の南半球のインフルエンザ流行は、
驚くほど少なかったという報告も上がってきています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20200911-00197625/

前年7月~8月の南半球でのインフルエンザの流行状況が、
翌年1月~2月の北半球の流行状況に影響すると言われており、
これは世界中の人々にとって明るい話題と言えますね。
ワクチンを接種することと同じか、あるいはそれ以上に、
今粛々と行っている感染対策が有効だという見方もできます。
ずーっと同じことを繰り返してばかりですが、
三密回避、こまめな手洗い、人前でのマスク着用
やっぱりこの3つが感染予防のキーと言えそうです。

シルバーウィーク 2020.9.22

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

この連休、全国の行楽地はかなりの混雑だったようですね。
これまでの鬱々とした気分が少し晴れたという方も多いのでは。
羽田空港も例年並みとまでは言わないものの、写真の通り、
かなりの賑わい・混雑ぶりだったようです。

となると、気になってくるのが今後のコロナの再興です。
良いとか悪いとかではなく、人の交流が増えると、
コロナの感染者数が増えてしまうのは紛れもない事実です。

繰り返しますが、僕はそれが良いとか悪いとか言ってないですよ。
経済活動が…医療が…と、いろんな立場の人が色々言いますけど、
もっとひとりひとりの個人的な目線に立った時、
遊びに行きたい、大切な人に会いに行きたい、という気持ちと
感染が怖い、知らぬ間に拡げたら…、という気持ちが同居するのは、
ごくごく自然の当たり前のことだと思います。
どっちが良いとか悪いとか、一概にはもちろん言えませんし、
皆さんがそれぞれの距離感でウイルスと付き合っていくしかない。
もちろん、あまり社会的常識から逸脱した行動を取って、
周囲に迷惑や不快な気持ちをもたらすのは認められませんが。
その距離感をどうするかが、まさに「withコロナ」だと思います。

9月に入ってから、コロナ関連でいくつか話題が出てきましたね。
ワクチンの承認・普及が現実的に見えてきたという話もありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/medicine/detail/vaccine.html?tab=2

もちろんワクチンには大きな期待をしたいわけですが、
私自身は、あまり最初から飛びつかないでおこうと考えています。
それはワクチン開発をあまりに急ぐあまり、本当の安全性・有効性が、
自分が納得できる程度にまで高まっていないと考えるからです。
接種を希望される患者さんはもちろん大勢いらっしゃいますが、
仮に新型コロナのワクチンが世の中に普及し出したとしても、
患者さんにはこの点はきちんと説明しようと思っています。
(もちろん最終的に接種するかどうかは患者さんの意思を尊重します)

一方で、マスクが感染予防だけでなく重症化予防にもなるという話も。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMp2026913

COVID-19に対するマスク着用 ワクチン開発までの「種痘」の可能性
と題された論説で、マスクの重症化予防効果について書かれています。
(英語論文ですみません…)
これまでマスクがコロナの感染予防になる話は述べましたが、
たとえ感染しても重症化を予防してくれる可能性もありそうです。
考えられる仮説として、ウイルスを吸い込む量(暴露量)が減ると、
感染しても重症化しづらいのではないかと書かれています。
ヘタにワクチンに飛びつくよりも、人前では粛々とマスクをする。
今のところはこちらの方が信頼に足る予防法と言えそうです。

台風が来てしまうようですね。皆様、どうぞお気をつけ下さい。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

インフルエンザと新型コロナ 2020.9.9

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

最近は更新が滞っていてすみません。
9月に入って朝晩はいくらか過ごしやすくなっていますが、
みなさま変わらずお元気でお過ごしでしょうか?
今回はこれから冬にかけて流行シーズンを迎える
「インフルエンザ」と「新型コロナ」を比較して
現在分かっている状況を整理したいと思います。
まずは、以下の表をご覧下さい。

大きくしてみましたけど、読みづらいですね…。
新型コロナとインフルエンザを比較してみました。
大まかに共通しているのは、どちらもウイルスによる疾患で、
ほとんどの人にとっては、大事に至らずに自然に治るという点。
そしてどちらもいわゆる「かぜ」症状がメインであり、
症状だけでは、見分けるのはほぼ不可能と言われています。
これからの時期は、インフルエンザを疑ったら新型コロナも、
新型コロナを疑ったらインフルエンザも確認するべきです。

新型コロナもインフルエンザも、基本的には飛沫感染します。
そして、新型コロナは発症前から感染するリスクがあります。
インフルエンザは発症当日が最も感染力が強いと言われています。
圧倒的に違うのは、その致死率ですね。
新型コロナは現在、世界全体でみると3~5%の致死率。
インフルエンザは0.01~0.1%で、30倍~500倍も違います。
やはり新型コロナは、インフルエンザと同じではないわけです。
そして現時点では、有効なワクチンも新型コロナ用の特効薬も、
残念ながら「ない」というのが実情です。
レムデシビルやデキサメサゾンは?と思われるでしょうが、
あの治療薬は新型コロナのための薬ではありません。
幸運なことにたまたま効果が出ているわけですね。
インフルエンザには、ご存知の通りワクチンも薬もありますね。

以上、かなりあっさりしていますが、比較してみました。
何よりみなさまにお伝えしたかったのは、
インフルエンザも新型コロナも、予防は同じということです。
つまり、手洗い、マスク、適切なディスタンス、です。
ご存知の方もいると思いますが、昨年のインフルエンザ流行は、
例年に比べてかなり抑えることができていました。
いろんな可能性が考えられていますが、私としては、
新型コロナへの対策が、そのままインフルエンザにも活きた、
そう考えています。今シーズンもやるべきことは同じです。

次回はインフルエンザの予防接種について書きますね。
今後とも当院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

カムイミンタラ 2020.8.30

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

とうとう8月が終わってしまいます。皆様お元気ですか?
朝晩はいくぶん過ごしやすくはなってきましたが、
それでも日中はまだまだ暑い日が続いていますね。
引き続きどうぞご自愛下さいね。

今回の写真は、北海道の最高峰、旭岳です。
5合目から登山道の途中にある姿見沼からの1枚です。
5合目まではロープウェイで登れますので、
小学生でも十分登頂可能な山ではあります。
それでもゆっくり登って3時間くらい。
途中は岩場で脆くなっているところもあり、
それなりの体力、気力の準備は必要です。
そして山頂は13℃くらい。かぜひいてしまいますねー。
でも天気にも恵まれ、山頂からのパノラマは最高でした!
今年は富士登山ができずご来光も拝めませんでしたが、
こちらで満足できました。

9月からもますます頑張ります。よろしくお願い致します。

暑中お見舞申し上げます 2020.8.23

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

まだまだ暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?

遅くなりましたが、暑中お見舞い申し上げます。
引き続き当院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

熱中症と新型コロナ両方への備えが引き続き必要です。
必要な場所でのマスク、手指消毒・手洗い、そして十分な換気。
これからも重要ですのでぜひ継続して下さいね。
あとは、水分(と少量の塩分)摂取もこまめにしましょう。

写真は中富良野にある「風のガーデン」の風景です。
ドラマの撮影でも使われた場所ですのでご存知の方も。
素敵なお庭でした。こんな病院を作りたい。
ただ、撮影した日はめちゃくちゃ暑くて、
風もほとんど吹いていませんでしたが(笑)

ラジオ収録の舞台裏 2020.8.5

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

梅雨が明けて猛暑が続いています。皆様、お元気ですか?
熱中症の症状を訴えて受診される方も確実に増えています。
熱中症予防にもコロナ対策にも換気(空気の流れ)は、
とても重要ですのでぜひ意識して下さいね。
あとは、水分(と少量の塩分)摂取もこまめにしましょうね。

さて先日、8月1日(土)の朝ことですが、
当法人のラジオ番組がTokyo Star Radio(FM77.5)で始まりました。
今回は、その舞台裏を少しだけお見せしちゃいます。

お聴きになった方、どうでしたか?違和感ありませんでした?
「分かりきったコロナの話なんかしてつまんない!」って?
それはごもっともでございますね…反省して次に活かします。
でも実はあの番組、2週間以上前に収録したものなんです。
2週間先を予測しながらお話するの、結構大変なんです(笑)
なので、次回はもっと頓珍漢なお話しているかもしれません(爆)

右の写真は、第1回目の収録風景の一部です。
私の声に違和感を感じた方がいらしたら、それはとても鋭いです!
山野辺さんと亀田さんとは、リモートで収録したためなんですね。
収録は感染対策にも十分注意を払って行いました。
ほんの15分の番組ですが、素人ながらいろいろ試行錯誤しています。
第2回目もどうぞ温かく見守って頂けますと嬉しいです。

番組ではリスナーの方々からのお便りも絶賛大募集中です!
mail@775fm.com にどしどしメールを下さいませ。
表題に「きたらじ」と入れるのをどうぞお忘れなく!
ありがたいことに実際すでにお便りを頂戴していますが、
ご披露するのは第3回目以降になりそうです…時差がひどい(笑)
番組内で頂いた全てのお便りにお答えすることはできませんので、
頂いたものは別途YouTubeで公開し、お答えしていく予定でもいます。
そちらもどうぞお楽しみにー!

梅雨明けしたみたいですね 2020.8.3

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

相変わらずコロナで騒がしい世の中ですが、
みなさまいかがお過ごしですか?

8月1日に関東甲信越地方は梅雨明けしたみたいですね。
うだるような熱さが1日中続く時期に入りました。
引き続きコロナ対策で手洗い・マスクを続けながら、
一方で熱中症対策もしっかりしないといけない辛い時期です。

コロナ対策でも熱中症対策でも「換気」は大切ですよ。
そして、起床時、外出前後、食事時、お風呂上がりなんかに
いつもよりマメに水分補給を心がけて下さいね。
汗をかくことが多いこの時期は、少量の塩分摂取もOKです。
またスポーツドリンクなど甘い飲み物ではなく、
キュウリ、トマト、スイカなど身体を冷やす作用を持つ
夏野菜・果物の摂取を心がけるのもよいと言われています。
汗をかくことを厭わず、日中は身体を動かすことも大切です。
エアコンや扇風機ばかりに当たっていてはダメですよー(笑)

私も休日は極力外に出て汗を書くようにしています。
(もちろん密はきちんと避けながら)
おかげでだいぶ日焼けしてしまいました…。

今月も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

北原病院のライフサポートラジオ始まります! 2020.7.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

https://775fm.com/timetable/kitahara/

今日は突然ですが宣伝です!
8月1日(土)からTokyo Star Radio(FM77.5)で
当法人が15分番組を持つことになりましたー。パチパチ。
8月は4週に渡って私がゲスト出演致します。大丈夫かしら。
新型コロナウイルスに関する皆様のご質問にお答えします。
聞き逃した方、火曜日17:40~再放送もありますよー。
また圏域外にお住まいの方も「リスラジ」から視聴できます。

http://listenradio.jp/Home/ProgramSchedule/30081/%E5%85%AB%E7%8E%8B%E5%AD%90FM

リスラジで聴くにはアプリのダウンロードが必要みたいです。
土曜日の早朝になりますが、お時間ある方、ぜひご視聴下さい。
もっとこうしたらいい!とか、番組のご感想もお待ちしています。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

藤井棋聖誕生 2020.7.17

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今日は少し毛色を変えて。久々に明るい話題を。
藤井聡太七段が渡辺明棋聖を破り、新棋聖となりました。
まだ17歳ですよ。すごいですねー。末恐ろしい。
インタビューをみていると、まだまだあどけないですが、
打つ将棋の勢いは凄まじく、とうとう登り詰めました。
天才が努力を重ねると、こういうことが起こるんですね。
自分は医師の端くれで天才でも何でもないですが、
努力だけは毎日積み重ねていこうと気持ちを正しました。

藤井棋聖、おめでとうございます!

講師をつとめました 2020.7.15

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

最近、更新が滞ってしまっていてすみません。
相変わらずジメジメした鬱々する天気が続いていますね。
そしてコロナ陽性者数もぐぐっと増えてきてしまいました。
皆様はいかがお過ごしですか?無事をお祈り申し上げます。
九州では豪雨と洪水・土砂災害で甚大な被害が出ました。
被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

なんだか明るい話題が見つけにくい今日この頃ですが、
久々にそしてたまには自分の近況報告をしようと思います。
7月12日(日)にAPSARAという学会のWeb講師をしました。
APSARA ; Asian Pacific Society of Hospital General Medicineは、
日本の医学教育と総合診療をアジア諸国に提供する学会です。
主催者の山田悠史先生にお声がけ頂きました。
私の担当は「Throat pain in ER」(救急外来での咽頭痛)、
え?ニッチな…と思うでしょうが、これがなかなか奥深い。
拙い英語でどうにか伝えたいことをお話しました。
ちゃんと伝わったんだろうか…。でも、楽しかったです!

※アプサラは、カンボジアの伝統的な舞踊のことで、
もともとはインド神話の神様のお仕え役、水の精のことです。

梅雨ですね 2020.6.30

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

梅雨ですね。いやー、梅雨ですねぇ。
私自身はさほど嫌いな時期でもないのですが、
毎年この時期になると、似たような患者さんが増えます。
「あたまいたい…」「何となく調子が悪い…」
これはいわゆる「気象病」とか「天気痛」と呼ばれるもの。
この時期になると手術の古傷が痛む…という方もいました。

なぜ起こるのか?まだよく分かっていない部分もありますが、
根本的には自律神経の不調が関連していると言われています。
低気圧が近づいたり湿度が上がったり、身体が不快を感じると、
脳の視床下部と呼ばれる部分を刺激して交感神経を活性化させます。
ホルモンを介して血管や神経が過敏になり痛みが増悪します。
頭痛だけでなく、めまい・耳鳴り、喘息が悪化する方もいます。
これは良く言うと、周囲の環境変化にとても敏感だということですね。
人間も動物です。自然を生き抜くには周囲への敏感さは重要だったはず。

とても興味深いことに、低気圧だから症状がでるわけではないようです。
気圧が低ければ低いほど症状が悪化するかというとそうでもなく、
むしろ天気が悪くなる前日とか、気圧の下がり出す矢先が重要です。
なので、天気痛を持つ人の中には、天気予知ができる方もいるとか。

完全には解明されてはいない気象病ですが、
根底には自律神経の不調が関与していることはおそらく間違いないため、
対処方法も「自律神経の乱れを整える」ことがキモになります。
私もよく診察の中で患者さんとお話をしますが、
自律神経を整える方法って、結局は、毎日決まった時間に起床して、
食事、特に朝食をしっかりとバランス良く食べて、
毎日適度にカラダを動かして適度に疲れて、
気の置けない友人や仲間、同僚と楽しく過ごして、
家に帰ってお風呂に入って疲れを癒やして、
夜更かししすぎないようにしつつしっかり睡眠を取る、という
何とも当たり前のような生活を重ねていくのが1番の近道です。
症状があまりに辛ければ、私たちが対症的にサポート致しますが、
これは病院を受診すれば完全に解決する問題ではなく、
自分の生活と向き合い見直すために、カラダが発しているサインです。

近年は自然災害が顕著に増えています。
ゲリラ豪雨、土砂災害、熱波・猛暑、地震、そして感染症…。
私たちの平穏な日常を脅かし自律神経をかき乱す事象に事欠きません。
だからこそ、普段から生活リズムを整える意識が必要です。
と言って、まぁあまり気張っても仕方がないので、
できるところから少しずつやっていきたいですね。

そろそろ落ち着いて考えてみる 2020.6.22

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

昨日久々に電車に乗る機会がありました。
車内でもマスクをしていない人が増えていますね。
東京では相変わらず連日30人以上の感染が報告されています。
政府のいう新しい生活様式でも、WHOの新しい推奨でも、
公共の場ではマスクを着用するよう言われていますが、
人間というのは「喉元すぎれば熱さを忘れる」生きものなのか、
どうしても、コロナ以前の状態に戻ってしまいがちなようです。

今日の写真は、アメリカの行動経済学者Dan Ariely氏です。
彼は人間の行動を改善することがいかに難しいことか説きます。
明らかにやった方がよいとわかっている行動を説明しても、
それを習慣にまで高められる人は、全体のたった0.1%、
1000人に1人程度しかいないということです。
つまり残りの999人は、やった方がよいと分かってはいるものの、
それを習慣にするところまで行かず、元通りの行動をしてしまう。
今回のコロナ禍で言うと、手洗いやマスクがそうなのでしょう。
今回の騒動は、身に染みて辛い思いをした人々も大勢いるので、
もしかすると習慣化できた人はもっとずっと多いかもしれません。
でも、やってもやらなくても目前の状況に大きな変化がなければ、
人は元通りの行動をとりやすい生きものだということ。
何だか残念ですが、すごく腑に落ちる部分もありますよね。

しかし、いま現在でも確実にウイルスはくすぶっています。
今は「夜の街」なんかが強調されていますが、
小学校や老人ホーム、病院でも集団発生は相変わらずです。
そういえば、一時期ひどく目の敵にされたパチンコ店では、
今のところクラスターが発生したという報道は目にしないですね。

今日私が伝えたいのは、そろそろ小括が必要な時期だということ。
2020年1月から続いてきた国内のコロナ騒動も、半年が経ちました。
当時は相手もよく分からず、どう対処すべきかもよく分からず、
時には安全を優先するあまり、やりすぎていた部分もあったかも。
羮に懲りて膾を吹くのはそろそろやめにしなければいけません。
これまでをきちんと振り返り、これからの対策を考えるべきです。

実は、こういう時にこそ、本当の「専門家」の出番のはずです。
ところがどうでしょう?テレビなんかでは専門家という人たちは、
ほとんど見かけなくなりました。専門家ってブームなんですかね。

何がやるべき対策で、何はそこまで意識しなくてもよいのか。
新型コロナで亡くなった方に、本当に弔いさえしてはいけないのか。
スーパーやコンビニの商品を逐一アルコール消毒する必要があるのか。
校舎や施設の窓拭きにどれほどの感染防止効果があるのか。
現金に触れることは本当にどこまで危険なことなのか。
ドアノブやトイレ便座や浴室の床を介してどれだけ感染が拡がるのか。
そりゃ可能性を挙げたらリスクゼロなんてことは決して言えません。
でも10回に1回起こることなのか、1000回に1回のことなのか、
専門家と称する人たちは、完璧な答えは出せないとしても、
これまでの知見と自分なりの知識から指標を挙げるべきです。

ここからは、完全に私の個人的な考えを書きます。
結果的には間違っている可能性も十分あります。
皆さんも「それ本当かなぁ?」という視点で考えてみて下さい。

基本的にはやはり三密を回避すること、
必要なタイミングで手洗い・手指消毒をすること、
公共の場ではマスクを着用してお話をすること、
この3点が感染をしない・させないために必要なことです。
三密の回避については、あまり異論はないものと思います。
手洗いのタイミングは、不特定多数の人が触る場所に触れる前後です。
例えばスーパーの入口に消毒液のある風景は日常になりましたが、
皆さんはきちんとプシューッと消毒してから入店していますか?
そしてお買い物が終わって帰る時にもちゃんと消毒していますか?
店内にウイルスを持ち込まないことはもちろん、
店内でいろいろなものに触れた手を、
そのまま家に持ち帰らないこともまたとても重要です。

そして、公共の場でのマスク着用がなぜ重要なのか?
これまでクラスターが発生してきた場所を考えると、
ライブハウス、夜のお店、カラオケ、病院、老人ホーム…
これらに共通するのは「密な状態での口呼吸」だと考えています。
ライブハウスは当然、演者もファンも大声を出しますし、
夜のお店はきっと密接した状態で向かい合っておしゃべりします。
カラオケも同じように密な部屋で声を張り上げます。
病院や老人ホームは上記の環境と違いやや特殊ですが、
吸痰などの手技の際に口や鼻からエアロゾルが発生します。

今一度思い出して下さい。新型コロナがどこに病気を引き起こすか。
そう。肺の奥深くに忍び込んでしずかに肺炎を引き起こすんです。
なぜそんなことが可能なのか?接触や飛沫でウイルスが侵入しても、
いきなり肺の奥深くまでウイルスが到達するなんてありえるのか?
これ、実は十分にあり得る話なんです。環境医学の実験では、
粒子径が10~100nm前後の物質は喉や気管でトラップされずに、
直接肺の1番奥の肺胞腔に到達することが分かっています。
新型コロナウイルスの粒子径は100nm程度ですので、まさにです。
でもそのためにはウイルスは飛沫より軽くならないといけません。
飛沫から水分が抜けて、ウイルスがふわふわ空中に浮いている時、
つまり換気の乏しい密閉空間にたくさんのウイルスが放出された時、
その空気を口から大量に吸い込むと、ウイルスは肺胞に到達します。
こういうことが起きるのが、三密空間での口呼吸なわけです。
こんなことはどの「専門家」も声高には言っていません。
でもこのウイルスに感染しやすいのは、きっとそういう場面です。
少なくとも、私はそう思って、そういう環境を避けて生活しています。

どうしても密な状態を回避できないこともあるでしょう。
例えそうでも、小さく鼻呼吸すれば少しはマシかもしれません。
そして、今後は上記のような仮説をきちんと検証すること、
さらにはリスクを細分化して考えていくことが大切だと思います。

例えば、カラオケを例に挙げてみましょう。
ひとりカラオケ。手指消毒だけで何も問題ありません。
複数人でのカラオケ。歌い手がマスクをすればリスクは低減。
例えば、ジム。
ひとりで黙々と筋トレ。おそらくほとんどノーリスク。
みんなでズンバ。これは声を出すでしょうからややリスクかも。
例えば、コンサート。
弦楽器のコンサート。聞き手も黙っていますしリスクは低い。
合唱コンクール。これはみんなで声を張りますのでリスク高そう。
例えば、公共施設。
図書館。本を介した接触には留意すべきですね。
美術館。絵画鑑賞であればほぼリスクはないはず。

これらはもちろん密回避の努力と手洗・マスクが大前提の話です。
でもこのように(これが本当に正しいかどうかは分かりませんが)、
もう少し丁寧に個別の状況に目を向けて考える必要があると思います。
ざっくりと、ライブダメ、ジムリスク、パチンコアウトでは、
なーんにも話は前に進みません。そろそろもう一段深みに行きましょう。

まとまりがない感じになってしまいましたが、
コロナはそこにいるものとして、対策の継続は必要だと思いますし、
一方でむやみやたらに怖がる時期は過ぎ去ったと思うのです。
正しく恐れリスクを知れば、過剰な恐怖は消え正しい判断ができます。
コロナが人々を分断し孤立させているわけではありません。
コロナを恐れるあまり、人間自ら分離し連帯をやめ孤独に走っている。
以前から何度も何度も繰り返し述べていますが、
こういう大変な時にこそ、私たちは連帯し協力して生きないといけない。
経済のためではない。全ては人が人らしく生きるために。

Webセミナー開催しました 2020.6.21

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

昨日は部分日食だったようですが、私は見れませんでした。
梅雨空が続いていますが、皆さん体調はいかがですか?
私も体調を崩さないように日々気をつけたいと思います。

さて、事後報告になりますが、セミナーの講師をしました。
当法人グループが運営しているトータルライフサポート倶楽部の
会員様方に対して、Withコロナ時代の過ごし方ということで、
30分ちょっとではありますが、お話させて頂きました。

いまさらコロナですかぁ?というご指摘もあろうかと思います。
コロナの情報はもうゲップが出るほどあちこち山積みですけど、
本当に有益な情報、役立つ情報って案外少ないと感じています。
これからコロナとともにどうやって生活していくべきなのか、
生活の中でどういうところに意識を向けて注意していくべきか、
正しく知らないと正しい怖がり方・対処ができません。
そういう視点から、いま必要な考えを私なりにお話しました。

少しでも参加者の皆様のためになっているといいのですが…笑
今後はYoutube配信や別のWebセミナーも企画していきたいです。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

熱中症にご用心! 2020.6.12

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

西の方から梅雨の足音がひたひた…いやドダドダと。
今週末は広い範囲で激しい雨に注意が必要なようです。
蒸し暑いジメジメとした時期に気を付けるべきもの。
それは、、、熱中症です!
いやいや熱中症の時期はまだ先でしょ?と思ったあなた。
下のグラフ見てください。え?字が小さくて読めない?
いろいろ試したんですけど、図が大きくなりませんでした。
何となく雰囲気だけでも…誠に申し訳ございません…。
これは熱中症救急搬送についてまとめた総務省のデータです。

確かに熱中症の救急搬送のピークは7月と8月なのですが、
実は6月からジワジワ増えてきているわけです。
ピーク時には月に1万人以上が救急搬送されています。
皆さんいまは新型コロナウイルスに気をとられていますが、
夏の熱中症はコロナの比ではないほど恐ろしいのです。

もうひとつ別のグラフをご覧ください。
え?これはもっと字が小さい?…本当に申し訳ございません!
これは都道府県別の熱中症救急搬送状況をまとめたものです。

本当に字が小さくて、何が書いてあるのか全く読めません(笑)
お伝えしたかったのは東京では年間1万人近くの方が、
熱中症で救急搬送されているんですよ、ということです。
熱中症が重症化しやすいと言われているのは、
小さいお子さんと持病をもっているご高齢の方です。
もちろんその年の暑さによって変動は大きいのですが、
多い年では年間1000人以上の方が、熱中症で亡くなっています。
新型コロナで亡くなる方より多いくらいですよね。

さて、熱中症予防のポイントを以下にまとめてみました。

こまめに水分補給

エアコン・扇風機で空気を流す

部屋の風通しを良くする

シャワーや冷たいタオルで身体を冷却

涼しい服装、 外出時は日傘、帽子を着用

あとは、汗をたくさんかく時には多少の塩分補給も必要です。
高血圧で治療している方は節塩!と言われているでしょうが、
大量に汗をかいている場合には塩も必要になります。
汗をかくことを嫌がってはいけません。
汗がかけるカラダになっておかないと熱を発散できないからです。
何より規則正しくきちんと食事・睡眠をとることも、
カラダの基礎的な体力を維持するのには大変重要です。

6月のうちから、熱中症に強いカラダ作りに勤しみましょう!

 

川崎富作先生ご永逝 2020.6.11

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

少し前のニュースにはなってしまいますが、
川崎病の発見者、川崎富作先生がご逝去されました。

最近は病気に人の名前をつけることはしなくなりましたが、
川崎病は世界的に通じる数少ない日本人病名の1つです。
正式には小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)と
とてもとてもながーい名前の病気になります。
名前の通り、多くは5歳未満のお子さんがかかる病です。
1967年、川崎先生が似た症候を示す患者さん50人をまとめ、
医学雑誌に投稿したことで世に知られるようになりました。
現在でも日本国内では毎年1万5000人程度がかかりますが、
実はいまだにこの病気の原因は特定できていません。
世界的に流行している新型コロナウイルス感染症で、
この川崎病と似た症状が出ると話題にもなりました。
原因は分からずとも治療法は確立されており、
正しく診断できれば治療可能な病気になっています。
治療が遅れると心臓の血管に動脈瘤ができることがあるため、
治療後も定期的に検査が必要なあなどれない病気なんです。

95歳。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

PCR検査は使いよう… 2020.6.8

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今日は九州で猛暑日となっているようですね。
東京もだーいぶ蒸し暑くなってきました。
体調を崩さないように日々気をつけたいと思います。

さて、少し前の話題にはなりますが、
プロ野球某球団が所属選手全員に抗体検査を行い、
検査陽性の選手職員にPCR検査を行ったところ、
2選手がPCR陽性に出た!というニュースが流れました。
その後、翌日の再検査で2名とも陰性という結果が出たため、
シーズン開幕は当初の予定通り進める運びとなっています。

世界的にもプロスポーツ選手に対するPCRスクリーニングは、
野球に限らずサッカーや他競技に拡がっているのが現実です。
ただ、私の考えとしては、これはプロスポーツに限らずですが、
無症状の人も含めた対象者全員にPCRを行うという手法は、
正直申し上げてかなりスジの悪い一手だと思っています。
それでもこのような流れは世界的潮流と言えますし、
詰まるところは、今のところはPCR検査以外に、
目に見える形の拠り所がないというのが最大の要因です。

話を戻しますが、某球団が抗体検査でスクリーニングを行い、
抗体陽性の選手職員にPCR検査を実施したという流れは、
先に結果の解釈についてよく協議をしていたのであれば、
そこまで問題となるようなものではなかったと思います。
しかし、どうも今回の報道を見る限りにおいては、
行き当たりばったりの検査だったのが、大きな問題でした。

スクリーニングの抗体検査でIgGが陽性に出た時点で、
一般的には感染後10日〜2週間程度は経過していると判断します。
そしてこれまでの世界各国の研究や調査報告から、
IgG陽性の時点で、他人へはほぼ感染しないと考えられます。
PCRは感染後3週間〜1ヶ月程度は陽性が持続する場合があるので、
PCR検査結果によって方針は変わるはずがないのです。
が、今回は「微陽性」という聞いたことのない造語まで出して、
翌日のPCR検査で陰性と判明すると「あー良かった!」と
一生懸命に火消しに走っている様子をお見受けしていますと、
何も分からず検査していたのかなぁと残念な気持ちになります。
一部の感染症専門家の方々が、この手法を賞賛したのにも、
正直申し上げてとても驚いてしまいました。
結局は6月19日の開幕ありきで話を進めている印象です。
いまやこういうことはあっという間に世界を駆け巡りますので、
世界から見ると日本はヘンテコだなぁと思われていますね。

もちろんきちんと書かせて頂きますが、感染した選手たちが、
大事に至らずに元気でいることは、本当に良かったと思います。
このまま無事開幕が迎えられることをいち野球ファンとして
心から期待し、お祈り申し上げたいと思います。

「幸せの国」ブータン 2020.6.1

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

気付けばとうとう6月に入りました。梅雨ですね。
緊急事態宣言解除後、北九州で感染が拡大しつつあり、
美容室や小学校でもクラスターが発生したりと、
まだまだ新型コロナウイルス感染の終息は見えません。
次に来る波に備えて、各自が感染対策を徹底しながら、
生活も維持していかないといけない難しい状況です。
でも、あちこちでいろんな創意工夫が見られますね。
私もwithコロナ時代を柔軟に生きていきたいと思います。

世界的には感染確認者がすでに600万人を超え、
お亡くなりになった方も40万人に迫ろうとしています。
そんな状況下でも感染を最小限に食い止められている
地域や国が、実はあちこちにあります。
日本で言えば岩手県はいまだ感染者がゼロですね。
中米のコスタリカも小国ですが上手に感染抑制しています。
そして今回ご紹介するブータン。この国はいまだ死者ゼロです。

【地球コラム】コロナ死者ゼロの奇跡ー「幸せの国」ブータン

JIJI.COMが5月28日に配信した記事を読みました。
どうでもいいですが、リンク貼れるようになりました!
今さら!?と言わないで…私も柔軟に生きています(笑)

ブータンってまだ1度も行ったことはないんですけど、
死ぬ前に1度は行ってみたい国の1つですね。
国家繁栄の指標を経済ではなくHappiness(幸福)で捉え、
チベット仏教と王室を中心とした国作りをしています。
Blue Zone(健康で長生きの人々が数多く居住する地域)を
創り増やすことをライフワークと考えている私にとって、
このHappinessを礎とした国作りには、とても興味があります。

記事を読んで知ったのですが、この国の首相は外科医なのだそうです。
さらに保健相も公衆衛生の専門家とのことでした。
プロフェッショナルが国の要職にいてきちんと仕事をして、
国民の健康と幸せを第一に考えて諸外国に先んじて行動を起こし、
国民から絶大に慕われている国王が、きちんと国民に語りかける。
中国とインドという世界の大国に挟まれながら、クラスターは発生せず、
医療水準は先進国より劣っていても、死亡者はゼロに抑えている。
本当に必要なのはPCR検査でしょうか?人工呼吸器なんでしょうか?

ブータンにはブータンで、もちろん大変なこともあるでしょう。
でも、なんだかとっても羨ましい国だなぁと思ってしまいました。
隣の芝生が青く見えるだけ?(笑)いや、そうではないと思います。

土に根を下ろし 風と共に生きよう
種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう

知る人ぞ知る有名な詩の一節です(笑)

ブータンから今の日本を見たら、どう感じるのかなぁと思いました。

新しい働き方は定着するのか? 2020.5.25

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

どうやら本日、全国的に緊急事態宣言が解除されるようです。
1ヵ月半以上にわたる緊急事態が解除されるわけですが、
前にも書きましたように、宣言が解除されたからといって、
諸手を挙げて喜べる状況ではないと思っています。
3密回避、マスク着用、手洗い・手指消毒の徹底のもと、
少しずつ経済活動を再開していかないといけません。

政府は新しい生活様式を掲げ、これを継続するよう要請します。
そのうちのひとつに「働き方の新しいスタイル」として、
テレワークやローテーション勤務を挙げています。
今日の産経新聞の記事で、興味深いデータが出ていました。
感染が終息した後もテレワークを希望する方は、
回答者全体の62.7%を占めるほど優勢だった一方で、
在宅勤務で仕事効率が低下した方も66.2%と多かったそうです。
働き方として在宅が望ましいと考えているけれども、
不慣れな影響か仕事の効率はよくないのでしょうか。
私のまわりでは、オンオフの切り替えが難しいとか、
機密事項や個人情報の取り扱いをどうすべきか困るとか、
在宅勤務ならではの次なる課題を口にする人もいます。
新しい働き方がプラスに働いている面も多々あると思うので、
欠点や課題をひとつずつ解消していけるといいですね。

一方では、仕事の性質上、在宅勤務はできない方も多いです。
またあの満員電車の日々が始まるのか…との嘆きも聞こえます。
感染防御の点でも、あえて密に飛び込むのは好ましくないです。
昔から時差通勤も行われていますが、なかなか成果は見えません。
感染症を抑止しながらどうやって経済を盛り返していくのか、
働く大人たちの知恵と団結力、底力が試されています。

かくゆう当院も、院内で3密を作らないよう工夫しています。
今後、改善できるところはいち早く改善していく所存です。
今後も皆様の安心・安全を第一に取り組んで参りたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

社会人のための世界史class 2020.5.18

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

昨日、すごーく久しぶりに恩師の講義を拝聴しました。
えっ?突然なに?と思われるかもしれませんが、まぁまぁ。

皆さんには恩師・恩人と呼べる大切な存在、いますか?
私にとっての恩師と呼べる方のおひとりが佐藤幸夫先生です。
私の予備校時代の恩師は、今でも講師を続けています。
世界史ってこんなに面白いんだ!と気付かせて頂いただけでなく、
世界の見方、モノの見方を教わったという点でとても大きな存在です。
昨日20分だけ(といいながら30分超お話をして下さいましたが)
YouTube上でLIVE講義をするとのことで、拝見致しました。

あー懐かしいなーこの感じ、というのが率直な感想(笑)
語り口調や話の展開が20年経っても変わっていませんでした。
まぁ、それは完全に私事なのでどうでもいいんですが、
自分にとって1度も経験のない非常事態を生き抜くにあたって、
過去から学ぶってとても大切なことだと思うんです。
今回の新型コロナウイルス感染症の前にも、
人類は何度もパンデミックを経験してきています。
その度に歴史上で何が起こったのか、世界がどう変わったのか、
それを知ることが、これから起こりうることを予測し、
これからの時代を逞しく生きていくヒントになると思います。
昨日はそういう意味で、とても楽しみでした。
そして少しだけ、これから先の光が見えたような気がします。
以前から繰り返し書いていますが、こういう大変な時にこそ、
立場の弱い人たちに思いをはせ、身を寄せたいと思っています。

それにしても、昨日の講義を聴いていたら、
やっぱり旅行に行きたくなってきてしまいましたー。
自分の知らない世界、みたことのない世界に触れた時の感動。
そうそう心の奥から湧き上がってくるワクワクするこの感じ。

短い時間でしたが、少しだけ原点を思い出せた時間でした。
また来週もやって下さるみたいなので、ぜひみたいと思います。

持病のない若者なら本当に大丈夫? 2020.5.17

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

5月13日のことですが、三段目力士の勝武士が、
新型コロナウイルス感染症により亡くなったという
大変痛ましいニュースが飛び込んできました。まだ28歳。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
持病に糖尿病があったとニュースで知りましたが、
力士の方々は、日頃から厳しいカラダ作りを強いられますので、
糖尿病や高血圧などの持病がある人も多いようですね。

一方で、緊急事態宣言が解除された県では、
少しずつですが経済活動が再開されつつあります。
首都圏や大阪、京都、兵庫の関西圏として北海道は、
依然として緊急事態宣言が発出されていますが、
それでも少しずつ外出している人が増えているようで、
政府やマスコミは「気の緩み」と表現していますが…。
私が通勤していて気になるのは、特に若者やサラリーマンの方で、
マスクをしていなかったりマスクしていても鼻が出ていたり…
そういう意味で確かに気が緩んでいる人もいるのかなと。

これまでの研究・調査結果から再三言われていることですが、
今回の新型コロナウイルスは、持病のある高齢者に牙を向きます。
米国では高リスク層を以下のようにまとめて注意喚起しています。

英語表記で申し訳ないですが、日本でも言われているように、
・高齢者
・病気やクスリで免疫不全状態にある方
・呼吸器や肝臓など内臓に持病をもっている方
・妊婦さん
こういった方々は、よくよく注意しないといけません。
では、これらのグループに入らない人々は大丈夫なのでしょうか?

確かに、上記のグループの人々と比較するとリスクは低いですが、
私は健康な若者であっても、十分注意しないといけないと思います。
そう思っていたら、ナショジオに素晴らしい記事を見つけました。

『新型コロナ、年齢や持病など「重症化リスク」の真相』
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/19/050800015/051100004/?P=1

中澤港先生にインタビューした5月14日付の記事。文は川端裕人氏。
中国の研究で、持病のない人の致死率は0.9%という報告があります。
記事の中でも述べられていますが、年齢別の致死率は以下の通りです。

この数値をどう読み解くか、人によって解釈は異なるでしょう。
また、日本では感染者の全容が把握し切れていない状況ですから、
全体の感染者が把握できて母数が大きくなれば、
致死率はもっとずっと低くなることが予想されます。
それでも現時点での致死率は結構ヤバい、というのが私の感想です。

例えば10歳台の致死率は0.2%と見積もられています。
これはつまり、10歳台が1000人感染したら、2人亡くなるということです。
誰もがかかってしまう可能性のあるかぜのウイルスによる病気で、

健康な若者が1000人のうち2人亡くなるって、これかなり大変なことです。
先にも書いたように持病のない人でも0.9%の致死率という報告があります。
例えそれまで健康でも、およそ100人に1人は命を奪われる計算です。
感覚的には、かなり身近に感じられる出来事と言えるはずです。
交通事故でなくなってしまう人よりずっとずっと多いわけですから。

若くて健康な人は大丈夫とか、大したことない病気とか、
そうやって思いたくなる気持ちも十分よく分かります。
そもそも〇%がぁ~とか言われても、なかなか実感は湧かないですよね。
でも、決して油断してよい病気ではないことは意識しておいて下さい。
自粛が解除されて、日々の営みを取り戻す過程に入っても、
いつも手洗いとマスクを。できる感染対策は粛々とするべきです。

緊急事態宣言39県で解除へ 2020.5.14

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

皆様すでにご存知の通り、今晩の記者会見で安倍首相は、
39県について緊急事態宣言解除の方針を打ち出しました。
詳細についてはすでにメディアでたくさん報じられているため、
あえてここで詳細について言及することは致しません。
今回は、医学的な感染症封じ込めの観点から所感を述べます。
以下はあくまで私の個人的な見解です。ご承知置き下さい。

安倍首相が記者会見の中で言及していた通り、日本において、
COVID-19による死亡者数が他の先進国より少ないというのは、
紛れもない事実です。なぜ少なく抑えられているのかは、
これまでも散々いろんなことがあちこちで言われていますが、
本当のところはまだきちんと分かってはいません。
真実の解明には公衆衛生的に詳細な解析・研究が必要ですが、
結果的に事実として、死亡者数は確かに少ないわけです。
(改めて、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます)
ただ、感染者数が本当に少ないのかは、かなり疑わしいです。
感染しているかどうかは、徹底的に検査しないと分からないので。
ご存じの通り、日本はPCR検査数の上限が頭打ちになっていますし、
小規模な抗体検査は行われたものの、全数把握には程遠い状況です。
感染しても無症状で治癒してしまう人が一定数いるので、
そもそも全体の感染者数を正確に把握するのは困難です。
まして、把握しても対策が変わらないのなら、無意味です。
少なくとも、重症者や死亡者を極力減らすという医療政策と
感染者数全体を把握する公衆衛生的政策は、本来別の話ですが、
なぜか日本ではごちゃまぜで議論されていることが多いですね。

さて、会見の中で首相は、次のようにも述べていました。

「世界中、どこにもこうすれば大丈夫と言う正解はない」

まさにおっしゃる通り。なので、正解の分からない難問に対して、
みんなで力を合わせて取り組まないといけないわけです。
正解の分からない問題にみんなで対峙する時、何が大切ですかね?
そりゃもちろん、正解を出すに越したことはないですよね。
誰も亡くならず、誰も経済的に困窮せず、誰も取り残されない。
それはそうなんですけど、理想を現実にするのはなかなか難しい。
民主主義国家の日本においては、ひとりでも多くの人が納得すること、
これが、とても重要でかつ大切なことなのではと思います。
少しでも多くの人が納得する取り組みや政策を実行するためには、
国が全体を管理するというシステムでは難しいと思うんです。
これまでもそうですが、例えば、東京で感染が爆発していても、
岩手の人は、なんでこんなに自粛しなきゃいけないの?と思うはずです。
人の痛みを知る、思いを寄せる、助け合う。とても大切な真理です。
でもだからと言って、東京や大阪の人が自粛しているんだから、
地方の人もすべて自粛しないといけない、というのは違います。
不要不急の外出、感染拡大地域への出張や旅行を避けるのは当然ですが、
それぞれの地域の実情に即した対策、取り組みをするべきだと思います。

その点で、今回の緊急事態宣言の発出、解除ともに違和感があります。
国がやるべきこと、国にしかできないことは、対外的なこと、
例えば出入国の管理や輸出入の管理、諸外国との交渉や支援などであって、

国内を全国一律に緊急事態に巻き込み、自粛させることではないはずです。
もちろん、意識づけという意味では有意義な面もあったと思いますが、
お願いベースの特措法・緊急事態宣言で、これだけ自制できる国民です。
手洗い・消毒、3密を避ける、時差出勤する、テレワークを進める…
これまでも繰り返し伝えてきたメッセージを伝え続けることは怠らずに、

緊急事態宣言するかどうかは、各都道府県レベルに任せるべきです。

おそらく今後、残念がら間違いなく、第2の流行の波がやってきます。
以前から繰り返し書いているように、コロナとは共存することになります。
なので、上手にお付き合いしていく方法を見つけないといけません。
その時に十把一絡げに国が仕切っていては、生活が立ち行かなくなります。
インフルエンザの時、小学校が学級閉鎖になったりすることがありますね。
わざわざ隣の小学校まで休校したり、その町の小学校全部が休校したり、
はたまた隣の県の小学校まですべて休校したりはしないですよね。
インフルエンザと今回の新型コロナウイルスは、同じではないですし、
重症化率や致死率も、同じ土俵で語ることはできない状況ですが、
それでもやはり、もう少し地域の実情に根差した対策が必要です。
今回のことを教訓にして、次の波が襲ってくる前に、
もっと多くの人が納得できる対策を準備したいものです。

心止村湯けむり事件簿 2020.5.11

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

そろそろコロナのことばかり書くのも飽きてきたので(笑)、
今回は毛色を変えた話題を提供したいと思います。

突然ですが、『心止村湯けむり事件簿』をご存知ですか?
もし知っている方がいたら、それは相当なマニアか医療関係者です。

http://aed-project.jp/suspence-drama/index.html

日本循環器学会がAEDプロジェクトの一環として製作した
サスペンス仕立てのゲームになります。目の前で人が倒れた時の、
適切なBasic life support(BLS)と自動除細動器(AED)の使い方が、
楽しみながら学べてしまう優れものです。
このウェブサイトを最初に見た時の率直な感想は、
なかなか凝った作りだなー、学会お金持ってるなー、でした(笑)

日本ではおよそ年間7万人もの方が、突然の心停止に陥ります。
日本で新型コロナウイルス陽性が確認された患者さんよりも
心停止で倒れてしまう人の方が、数としてはずっと多いわけですよ。
外出先で万が一そんな最悪の場面に遭遇してしまった時、
あるいは目の前にで大切な人が急に倒れる不幸に見舞われた時、
皆さんは、その人の命を救うために、冷静な対処ができそうですか?

やるべきことは何となく理解していても、いざその場面に出くわすと、
頭が真っ白になってしまって、動けないってことは十分ありえます。
いまいちど何をすべきか、どう行動すべきか、確認しましょう!
ゲーム感覚で学ぶことができますので、このSTAY HOMEの今こそ、
ご自宅でご家族と一緒に勉強して頂けるとうれしいです。

“コロナとの共存”を考える・Part 2 2020.5.8

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は『コロナとの共存を考える・Part2』と題して、
前回とはまた違った視点から考察してみたいと思います。

私がpost coronaではなくco-coronaの時代が来ると考える理由は、
コロナウイルスには非常にやっかいな側面があるためです。
ご存知の方も多いかと思いますが、旧来のコロナウイルスは、
かぜ症状を引き起こす、その辺に当たり前にいるウイルスでした。
「かぜ」の約15%程度がコロナウイルスによるものとされています。
そんなよくある症状の何がやっかいなの?と思われるかもしれませんが、
かぜって1回かかったら、しばらくかからないってことではないですね。

実際に、米国・ニューヨークのコロンビア大学からの報告によると、
我々人類は頻繁に同じコロナウイルスに再感染していること、
場合によっては同じ年に再感染してしまうことさえあるとのことです。
つまり、年に何回も新型コロナにかかる人が出てくるかもしれないのです。

コロナウイルスに対して人間が免疫を維持できる期間は短いかもしれない。
となると、毎年冬になったら流行するインフルエンザと同じように、
新型コロナウイルス感染症も毎年流行する可能性が出てくるわけです。
いま現在、世の中の議論やメディアの論調を見ていると、
この点に関してはあまり真剣に取り上げられていないように思います。
みんなどこか楽観的と言うか、いつか必ず「終息する」と思っている。
1回かかったら抗体ができるから2度とかからない、ですとか、
抗体を持っている人には証明書を発行してお墨付を与える、ですとか、
まるで麻疹(はしか)やおたふくかぜと同じような考え方ですが、
旧来のコロナウイルスの常識からすると、とてもそれは言えません。

少し話が逸れますが、そもそも麻疹のように終生免疫が得られるウイルスと
インフルエンザや旧来のコロナのようにそうではないウイルスとの差が、
どこにあるのかをきちんと説明することさえ、我々はまだできないのです。
インフルエンザやコロナはウイルスが微細な変異を繰り返すからなのか、
そもそも体内で作られる抗体が一時的な効力しかないのか、謎だらけです。
そして、今まさに流行している新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が、
麻疹に近い1度かかれば2度とかからない免疫を獲得できるウイルスなのか、
旧来のコロナに近い一時的な抗体しか作られないウイルスなのか、
そんなことさえも我々はまだ見定めることができていない状況なのです。

普通に考えると、旧来のコロナウイルスと同じような状況になりそうです。
でも今のところ、再感染を示唆する状況がないことは大きな朗報です。
時々、PCR検査が再び陽性に!というニュースが飛び込んできますが、
これまでに明らかに再感染したとされる患者さんはいないはずです。
問題は、この獲得した免疫がどのくらいの期間持続するのかという点です。
終生免疫となるのか、5~10年くらいは持続してくれるのか、
はたまた半年くらいで免疫がキャンセルされてしまうのか。
もちろん免疫が長く続いてくれるのに越したことはないのですが、
最悪の場合、例えワクチンや治療薬が開発されたとしても、
インフルエンザのように毎年流行するやっかいな感染症、
となってしまう可能性だって十分にありえるわけです。
コロナ禍が今後どうなるか、全てはこの免疫の持続期間にかかっています。

ちなみに私の予想ですが、「獲得する免疫力は人による」と思っています。
なんともズルい答えですが、多分これが1番真実に近いと思います。
新型コロナにかかっても、かぜ程度ですっと治ってしまう人もいれば、
命を脅かすような重篤な状況なり、実際に命を奪われる人もいる。
同じように、終生免疫に近い長期の免疫を獲得できる人もいれば、
全く免疫ができず何度も繰返し感染してしまう人もいる。そう思います。

さて、長々と新型コロナウイルスの不確定要素について書いてきました。
詰まるところ言いたいのは、これは最悪の想定ではありますが、
新型コロナウイルスは毎年の流行になる可能性があるということです。
となれば、インフルエンザウイルスともそうしているように、
新型コロナウイルスともお付き合いをしていかないといけません。
いちいち、今と同じレベルで自粛をしていては生活が成り立ちません。

では、新型コロナウイルスと共存していくためには、どうすべきでしょう?
ひとつの大きなヒントになるのが、今年のインフルエンザ流行状況です。
今シーズンは、インフルエンザの発生が尋常ではなく少ない状況でした。
これはたまたま?いやいや、単なる偶然ではないと私は考えています。
実は新型コロナウイルスが騒がれる前、つまり2019年12月時点までは、
インフルエンザ発生は、過去5シーズンと比較してかなり多い状況でした。
それが、新型コロナウイルスが騒がれ出した2020年1月頃から、
相反するようにインフルエンザの発生がぐぐっと減少し、
結果的には過去5シーズンの中で、最も流行せずに終息したのです。
(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2019/Vol22No17.pdf)

これは、明らかに皆さんひとりひとりの衛生意識が影響しています。
つまり、外出時はマスクを着用し、こまめにかつ入念に手洗いをした結果、
過去に類をみないほど、インフルエンザを押さえ込めたということです。
コロナウイルスはインフルエンザと同様、接触・飛沫で拡がります。
インフルエンザと同じような行動をとれば、押さえ込めるはずなんです。
この点を正しく認識しみんなで共有し、すべての国民が徹底的に行えば、
ウイルス感染症の脅威は、今よりもずっと小さいものにできるはずです。

ふだんから、こまめに石けんで手を洗う。
ふだんから、外出時や人混みに入る時にはマスクを正しく着用する。
ふだんから、不特定多数の人が触れるようなものには触らない、置かない。
どうしても触れざるを得ない時は、その前後にきちんと手指消毒する。
ふだんから、体調が優れない人が休みやすい職場環境を整える。
ふだんから、できる人は時差出勤やテレワークを行い、無駄な密を避ける。
ひとつひとつはなんてことはない。意識次第でできるはず。

逆に言うと、co-coronaの時代を力強く生きていくためには、
衛生観念をしっかり理解し行動できる素養が、求められるのだと思います。
正しく理解し実践できる企業や社会が、成長していくのだと思います。

“コロナとの共存”を考える 2020.5.4

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日、安倍首相が記者会見を開き、5月6日までの予定だった
緊急事態宣言を、5月31日まで延長すると発表しました。
(写真は朝日デジタルの記事より借用しています
https://www.asahi.com/articles/ASN546TPTN54UTFK00J.html)

現在の感染状況では期限延長はやむを得ないとは思うものの、
具体的な出口戦略について触れられなかったのはとても残念でした。
こういう状況ですから、全員が納得できる正解を出すのは無理ですが、
せめてもう少し具体的な指標や対策について提示して頂きたかった。
「新しい生活様式」についても、これまでメディア等で繰り返し
呼びかけられていたことを、改めてなぞったような内容です。
この1ヵ月間、頑張ってやってきた人たちは大勢いますし、
いくら言っても、やらない人はやらないということも分かりました。
そして今でも、ウイルスは容赦なく人々に侵入し、命を奪い去ります。

ちまたではよく、いつになったら、どうなったら終息?ですとか、
「ポストコロナの時代」なんてワードを耳に致しますが、
私の感覚としては、post coronaではなくco-corona、つまり
コロナとともに生きていくことを真剣に考えないといけないと思います。

コロナという敵に対して、ワクチンや治療薬の開発は道半ばですが、
こいつの素性については、だいぶ分かってきた部分もあります。
例えば、発症数日前から発症後5日目くらいまでに強い感染力を持つこと、
咳やくしゃみなどの飛沫はもちろん、唾液中にもウイルスが多いこと、
環境では、トイレやお風呂の床、ドアノブ・取っ手、まくらや受話器など
体液が飛散したり高頻度に接触したりする場所にウイルスが多いこと。
こういったことが諸外国の研究やクルーズ船の調査から分かってきました。

裏を返すと、発症後2週間してからPCR検査が仮に陽性と出たとしても、
その人が他の人に感染を広げるリスクはほとんどゼロなので、
(当然やるべき感染防御はきちんとして頂きながらになりますが)
日常生活に戻って頂いても支障はないということも分かってきました。
発症前で咳やくしゃみはなくても、唾液にウイルスがたくさんいるので、
例えば大皿料理を複数で共有したり、ビュッフェ等でトングを共有したり、
不特定多数の人が共有する高頻度接触物が感染を媒介するわけですが、
それは裏を返せば、そういうことをきちんと徹底的に回避すれば、
(高頻度接触物を1回1回しっかりアルコール消毒する、
レストランの特定のスタッフが食べ物を取り分けるなど)
多くの感染はちゃんと防げることが分かってきたわけです。

残念ながら、コロナ禍の前と全く同じ状態には戻れないと思います。
感染はおそらく完全にゼロにはならないでしょうし、
それはつまるところ、ワクチンや治療薬がたとえ確立したとしても、
コロナで亡くなる人も完全にゼロにはならないということです。
毎冬やってくるインフルエンザがまさにそういう状態です。
毎年毎年インフルエンザの流行は起きるわけですが、
各自が必要な感染対策をし、必要な人々はワクチンを打って、
万が一罹ってしまったら、場合によっては治療薬を使って、
ほとんどすべての方は、およそ変わらず日常生活を送るわけです。
コロナともそういう付き合い方をしていかないといけません。
付き合い方のヒントは、もう世の中にたくさん出ています。
本当に気を付けるべきこと、もの、場所がすでに分かってきたわけです。
あとは、それを各自が実践しながら、日々の営みを取り戻すだけです。
残念ながら、東京の場合はまだ感染が蔓延している状況ですので、
もうしばらくは自粛・手控えに気持ちの重心を置いておくべきですが、
その中でも生活を取り戻す準備は進めなくてはなりません。

結局はどこまで行っても、各自が感染予防の意識を高く持って、
公共の場でのマスク、手洗い、3密を避けることを続けること、
ものに触れる前後の手指消毒、触れたものの消毒を徹底すること、
そして体調不良の人が自宅で休むことができる環境を整えること、
これらを徹底的に推し進めていくほかないと思います。
もちろん賛否両論あるでしょうし、プロセスはたくさんあると思いますが、
共通しているのは、このままではいけないという意識だと思います。

どうしたら今日より明日がよくなるか、そのためにどう行動すべきか、
日々知恵を出し合って考えていきたいと思っています。

土曜日の内科診療日が増えます 2020.5.2

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

直接、当科とは関係のないことではありますが、
皆さまには大切なことですので、ご案内申し上げます。

前回も少し触れましたが、土曜日の内科に新たに医師が着任し、
土曜日の内科診療日が増えることになりました。
増井朋子先生。ベテランの優しい先生です。
5月は毎週土曜日に診療して下さるとのことですが、
6月以降は第1、3、5週目の土曜日が診療日となります。

お仕事の都合等で、土曜日でないと受診しづらいという方は、
結構たくさんいらっしゃると思います。
土曜日は午前、午後とも診療されておりますので、
皆さまぜひ、受診をご検討頂ければと思います。
引き続き当院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

総合診療科・2020年5月の休診情報 2020.4.29

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は2020年5月の当科休診情報をお知らせ致します。

5月はー

2日(土)~6日(水)

9日(土)~10日(日)

16日(土)~17日(日)

23日(土)~24日(日)

30日(土)~31日(日)

ー以上が休診となります。

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
5月からの総合診療科は土日を休診としています。
一方で平日は月曜日~金曜日まで毎日診療しています。
土曜日につきましては、5月2日より新しく、
内科の先生が診療に加わって下さいます。
お仕事の都合上どうしても土曜日でないと受診できない方、
引き続き土曜日の内科診療をご利用下さいますと幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

“適切な社会的距離”を考える 2020.4.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

前回、無症状の人も外出時はマスクすべきと書きました。
これに関連して、今回は「社会的距離」を考えてみます。

前回お示ししましたように、濃厚接触の新しい定義には、
「手で触れることのできる距離」という文言がありました。
ただ、これは決して手で触れる距離に近づかなければ安全、
という意味ではないということは、どうぞご承知おき下さい。
右の絵では6feet=約1.8m離れましょう!となっていますが、
これも1.8m離れれば完璧に安全という意味ではありません。

SARS-CoV-2の世界的流行をきっかけに様々な研究が進み、
ウイルスはこれまで考えられていた以上に、
空気中に長く漂っていることもわかってきました。
以前から、くしゃみなどで発生した飛沫は2~3m先まで飛ぶ、
ということは専門家の中ではよく知られておりましたが、
ウイルスを含む「マイクロエアロゾル」は4~5m先まで飛散し、
30分以上(もしかすると3時間以上!)空中を漂っているようです。

例えば、こんな状況を想像してみて下さい。
密閉された空間でウイルスを持っている誰かが仕事をしています。
その人は無症状で、まさか自分が感染しているとは思っていません。
何かの拍子に咳をしたりくしゃみをしてしまったとしても、
まぁ、あまり深刻に考えたりはしないでしょう。
3密を避けるため、独りで仕事をしていたその人が部屋から出た後、
しばらくしてから、別の誰かがその部屋に入ってきました。
その人は、その部屋を誰かが使っていたことさえ知りません。
何も知らずにその部屋でやるべき仕事にとりかかりますが、
実はその部屋の空気を吸い込むと、感染する可能性があるわけです。
ウイルスは大変しぶとく、いつも我々に侵入しようと試みてきます。
ただしきちんと換気をすると、空気中に漂っているエアロゾルは、
速やかに除去されることも分かっています。
やはり、こまめな換気、とても大切です!

また最近、スリップ・ストリームという概念が脚光を浴びています。
これは以前から、自転車や自動車レースなどで知られていましたが、
実は今回の感染拡大にも深く関わっている可能性が出てきました。
スリップ・ストリームとは、高速で移動する物体の、
後方に発生する空気の渦や流れのことを指します。
実は、人間が歩くだけでもわずかなスリップ・ストリームが発生し、
その後ろに空気の流れが生じます。この空気の流れに乗じて、
歩きながら吐いた息が、4~5mほど後方まで到達することが、
ベルギーとオランダで行われた共同研究により明らかになりました。
これがジョギングやランニングだと10m程度後方まで、
サイクリングだとなんと20m程度後方まで、空気が到達するようです。
イメージしやすいのはタバコの煙や臭いでしょうかね。
歩きタバコしている人の煙って、案外遠くまで臭いますよね。
まさにあれです。あの臭いの中にウイルスが充満しているとしたら…
結構、怖くないですか?大変だなこれは…って思いますよね。

前回、外出する時はマスクをしましょうと書きましたが、
外を散歩したり外で運動する時は、皆さんマスクしてますか?
運動の時は苦しいからと、マスク外す人が多いのではないでしょうか。
あるいは、前を歩いている人、自転車ですれ違った人が、
マスクをしているかどうかまで気にしたことがありますか?
ただただ3密を避けるだけでは、適切な社会的距離を取っているとは、
言い切れないのかもしれない…ということが分かってきています。

3密ではないから大丈夫、屋外だから大丈夫…本当でしょうか?
私たちは、いまいちど毎日の自分の行動を省みる必要がありそうです。

やっぱりマスクは必要でした 2020.4.26

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

これも少し前の話になります。
4月20日に国立感染症研究所感染症疫学センターが、
健康観察を行う「濃厚接触者」の定義を見直しました。
新しい定義ではー

 1.感染者の発症2日前から
 2.手で触れることの出来る距離(目安は1メートル)で
 3.必要な感染予防策(マスク)なしで
 4.患者(確定例)と15分以上の接触があった者

これらの条件を満たす人を「濃厚接触者」とすることにしました。
最も「ん?」となるのは“発症2日前から”という点でしょう。
ここをきちんと知ることで、これまでのマスクに対する考え方も
よく分かるようになりますので、少しじっくり解説させて頂きます。

まずは、これまでの医学の常識をお知りおき下さい。
通常のコロナウイルスのかぜ症状しかり、インフルエンザしかり、
あるいは2003年のSARSや2012年~のMERSしかり、
主にかぜ症状・呼吸器症状を呈するウイルス感染症は、
「発症してから人にうつる」というのが常識でした。
逆に言うと「発症しなければ人にうつらない」と考えられていました。
(本来、事実は異なりますが、一般の方に分かりやすく伝えるため、
あえてクリアカットに上記のように記載しています)

発症すると鼻水、くしゃみ、咳が出るようになり、
それら飛沫の中にウイルスがたくさん潜んでいて、
飛沫を吸い込んだり接触して体内に取り入れてしまうことで、
ウイルス感染が成立すると考えられていたのです。
一般的なマスクは、ウイルスからするとザルのような構造なので、
マスクをしてもウイルスを吸い込む可能性は十分ありますが、
マスクをすることで飛沫の飛散量や距離を大幅に減らせるので、
マスクは発症して症状がある人がすることに意味がある、
発症していない人がマスクをしてもあまり意味がない、
というのがこれまでの医学的常識でしたし、私もそう考えていました。

ところが!です。今回のSARS-CoV-2は、そうではなかった。
SARS-CoV-2の感染経路を丁寧に辿っていくと、どうも潜伏期半ばで
発症している人たちが結構いるという事実が明らかになりました。
つまり、発症前から感染性があり知らぬ間に人にうつる、という
にわかには信じがたいデータがたくさん出てきたのです。
発症していないのにどうやってうつるの?って思いません?
実はSARS-CoV-2は、鼻咽頭粘膜だけでなく、
唾液中にもたくさん潜んでいることが分かってきました。
つまり一見発症していなくても、唾液中にはたくさんのウイルスがいて、
近距離でお話をすると、つばが飛んで飛沫を吸い込んでしまうわけです。
あるいは、発症前の無症状の保菌者と接触することもあるでしょう。
かぜをひいていなくても咳が出たりくしゃみが出ることだってあります。

発症していなくても人にうつる可能性が極めて高く、
むしろ「感染性は発症2日前がピーク」とわかったのです。
ことここに至って、無症状の人がマスクをすることの意味が出てきます。
発症していない感染者が最も他人にうつす可能性が高いのですから、
症状がなくても片っ端からマスクをしておかないといけません。
世間では、WHOは途中で言うことを変えた、やっぱりマスク必要じゃん、
と仰る方々がいましたが、確かにマスクは必要なウイルスなのでした。
でもしかし、WHOは責められません。これまでの常識が通じないのです。
きちんと勉強している人ほどマスクの適正使用を訴えていましたが、
今やこれまでの知識・常識が変わりました。わたしは素直に反省します。
外出の時は、症状のある人もない人も全員マスクをするべきです。

ニューヨーク州の抗体検査で約14%に陽性反応! 2020.4.25

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

金曜日のニュースになりますので、ご存知の方も多いかと。
私にとっては、なかなかショッキングなニュースでした。

 NY州の抗体検査で14%に陽性反応
 公式統計上回る感染率(CNN.co.jp)

NY州の住民3000人を対象にランダムに抗体検査をした結果、
13.9%に陽性反応が出たという発表がなされました。
NY市内に限ると、なんと21%の陽性率だったとのこと。
統計学的には3000人規模のデータが集まれば、
およそ母集団全体を把握するには十分なデータと言えます。
NY州の人口が約2000万人、NY市は840万人とのことなので、
NY州全体では約270万人、NY市だけでも約180万人が、
すでにSARS-CoV-2に感染している計算になります。
つまり、検査で感染が把握できている人々は氷山の一角で、
このウイルスに感染しても無症状だったり軽く済んでいる人が、
想像以上に大勢いるということが示唆されるわけです。

こういった検査は、ぜひ日本でもやって頂きたいと思います。
布マスクの配布に100億円近いお金を費やしている場合ではなく、
本来、国や各都道府県がやるべき仕事は、この全体の把握です。
現在、厚労省や日本赤十字社が同様の抗体検査を計画中で、
来月には実施されるようですが、その結果が待ち遠しいです。

ご存知の通り、日本はPCR検査数が思いのほか増えておらず、
症状の出ている感染者でさえ、的確に把握できていない状況です。
ましてや無症状の感染者は、ほとんど野放しの状況と思われます。
(感染者のクラスター把握で無症状の濃厚接触者は検知されます)
もしNY州と同じように、東京で10%、つまり100万人以上の人が、
すでにSARS-CoV-2の抗体を保持しているのだとしたら、
COVID-19による致死率は計算上0.01%程度となり、
インフルエンザとさして変わらないウイルスとなります。
抗体検査で全体の状況が分かると、対策が変わる可能性があります。

ここからはやや小難しい話になりますが、ご容赦下さい。
SARS-CoV-2の基本再生産数R0(1人が何人にうつすかの指標)は、
今のところ1.5~3.5程度(つまり1人が2~3人にうつす程度)と
考えられており、仮にR0が2.5として計算すると、
国民のおよそ60~70%が抗体を保持することになれば、
それ以上は国内で感染が拡大しにくい状況になります。
これを「集団免疫」と言います。昨今、メディアでも出てますね。
つまり、多くの人は抗体を持っているから、そもそもかからないし、
まだ抗体を持っていない人も周りの人たちによって守られるわけです。
毎年のインフルエンザも、この集団免疫の考え方が採用されています。
ただ、ワクチンがない状況下で、自然に感染が拡がることで得られる
集団免疫には、残念ながら多くの人々の犠牲が伴います。
その意味でも、ワクチンが先か自然な集団免疫の獲得が先か、
いま世界はまさにそういう状況になってしまっているということです。

そして実は、ことはもう少し複雑な可能性があります。
つまり「抗体保持=かからない」と言えるの?という問題です。
ここでもインフルエンザを想像して頂くと分かりやすいと思います。
毎年、インフルエンザの予防接種をきちんとなさっている人でも、
かかる人はインフルエンザにかかってしまいますよね。
また、昨年かかったから今年かからないということでもないですね。
つまり、今、SARS-CoV-2の抗体を保持している人は、
少なくとも知らぬ間に感染してしまったのは間違いないのですが、
では今後もう2度とかからないかは、まだ分からないわけです。
もし、このウイルスがインフルエンザと同じように、
毎年冬になると流行するようなウイルスになってしまうとすると、
やはり、ワクチンや治療薬の開発を待つしかないのかもしれません。

人類は、なかなか厄介な相手を敵に回してしまったようです。

予防接種を受けましょう! 2020.4.23

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日目にした記事で、ちょっと気になるものが。

 「病院に行くの怖い」子どもの予防接種控え
  医師警鐘「遅らせればリスク増す」

私が読んだのは毎日新聞の記事ですが、
他にも似たような趣旨の記事がいくつか出てきています。

残念ながら新型コロナウイルスに対するワクチンは、
まだまだ先の見えないお話で、予防接種はできないです。

でも、世の中には今回の新型コロナウイルス以外にも、
人類がこれまで散々苦しめられてきた病原体がたくさんいます。
麻疹、風疹、ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)、
さらには狂犬病(発症すると100%亡くなるウイルス性疾患)、
ウイルスによる疾患は挙げればきりがありません。
しかもそのほとんどには、有効な治療薬はありません。
あるのは、ワクチンだけです。かかったら治療はできないけど、
かからないように先手を打って抗体を保持しておく。
そうやって人類は、これらウイルスを克服し共存してきました。

コロナが怖いから病院に行かない、予防接種しない、というのは、
いじめられるかもしれないから学校にいかない、というのと同じで、
それはそれで確かに切実なお話ではありますけれども、
それでもやはり、バランスを欠いた行動と言わざるを得ません。

むしろ、コロナが怖い今だからこそ、他の予防可能な病気は、
きちんとワクチンを打って予防しておくという姿勢が大切です。
これはお子さんに限らず、大人の方々でも全く同じです。
肺炎球菌ワクチンや帯状疱疹ワクチンは、ぜひ接種をご検討下さい。
毎年のインフルエンザワクチンも打っておくべきだと思います。

でも、やっぱり病院でコロナもらうかも…怖い…という方、
ご安心下さい!当院では患者さんひとりひとりに対して、
入館前の検温や問診を行い、有症状者のトリアージを徹底しています。
またこまめにかつ徹底的に消毒を行っており、換気も入念にしています。
さらに、極力病院の滞在時間を短くするように努めています。
特に予防接種でご来院される方々に対しては、最大限善処しております。

予防接種は、遅らせることなく、やっていきましょう!
その際には、ぜひ当院へご相談下さいね!

Think positive!! 2020.4.19

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

前回、ちょうど忘己利他の話を書いたところでしたが、
NHKのEテレでこんな特集が組まれていました。

緊急対談パンデミックが変える世界~海外の知性が語る展望~

私は再放送を見ました。
世界のオピニオンリーダーの考えに触れられるだけでも、
私にとっては相当ワクワク、刺激的な特集なのですが、
特にフランスのジャック・アタリ氏の考えに共感しました。
部分的ですが、今後、再放送もあるみたいですよ。
(ユヴァル・ノア・ハラリ氏がメインのようですが)

アタリ氏が挙げていたポイントで心に刺さったのは次の2点。
1.今こそ「他者のために生きる」人間の本質に立ち返る時
2.利他主義は最良の合理的利己主義

「忘己利他」と基本的なコンセプトは一緒だと思います。
パンデミックという世界的苦境に直面している今こそ、
孤立せずに、国際的に強く連帯・協力する必要があります。
自分さえよければと、物を買い占め、高値で売りさばき、
〇〇して欲しい!××するな!と自己の欲求を追い求める、
その利己主義の先にあるのは、完全な孤立と破滅です。

 

アタリ氏は、こう言っていますー

利己主義、経済的な孤立におちいってはならない。
パンデミックという深刻な危機に直面している今こそ、
他者のために生きるという人間の本質に立ち返らねばならない。
協力は競争よりも価値があり、人類は1つであると理解すべき。
利他主義という理想への転換こそが、人類サバイバルの鍵。

利他主義は、最良の合理的利己主義に他ならない。
自分が感染の脅威にさらされないためには、
他人の感染を確実に防ぐ必要がある。
他国で感染が蔓延していないことは、自国の利益になる。
長期的には、海外市場の繁栄は国益に繋がる。
利他的であることは、最終的には自分の利益となる。

 

今後、世界では間違いなく未曾有の食糧難が訪れます。
今回の新型コロナウイルス感染症によるだけでなく、
東アフリカから拡大したバッタによる農作物被害も深刻です。
各国が自国ファーストで農作物の輸出制限を開始しており、
日本では特に、小麦、肉、果物などが高騰するでしょう。
そのうち、本当に手に入らない状況に陥るかもしれません。
各国が自国ファーストに走るのではなく、足りない部分を
補い合い、互いに協調して社会を変えていく必要があります。

 

アタリ氏はこうも言いますー

Think positive !

現状を的確に捉え前向きに活かす、ある意味でチャンスです。
利他的な社会、他人に対してポジティブな社会。
共感、思いやり、支え合いの精神とシステム。

このコロナ禍の中で、他者のために生きることができるか。
目に見えない人々に想いを巡らし、手を差し伸べられるか。
つぎの世代のために、今私たちにできる行動を起こせるか。
今こそ、人間がこれまで培ってきた叡智が試されています。

忘己利他 2020.4.14

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

突然ですが、問題です。これ、なんて読むか分かりますか?

『忘己利他』

私の出身大学の元学長もこの言葉を残されていました。
歴史を紐解くと、天台宗の開祖・最澄の言葉のようです。
(右の写真はWikipediaからお借り致しました)
正解は………『もうこりた』って読みます。
COVID-19にはもうこりた、ってことではないです(笑)

忘己利他とは、自分を忘れて、他人のために尽くすこと。
他人のために尽くし、他人が喜び楽しむ姿を見ることが、
ひいては自分の幸せに繋がるという考えです。

“おのれを忘れて他を利するは、慈悲の極みなり”

忘己利他の精神は、他人からの見返りは期待しません。
見返りがないんじゃ他人のために尽くせない?
忘己利他の精神は、他に利益を与えるからといって、
自分は不利益を被り、不幸になるということでもありません。
むしろ、他を幸せにすることで、己も幸せになる心持ち。

私たちは、どうしても自己中心的に物事を考えがちです。
特に、現在のような荒んだ情勢になると、それはなお加速します。
自分さえよければと、物を買い占め、高値で売りさばき、
ああして欲しいこうして欲しいと、見境なくまわりに求め出す。
当然、その根底には先の見えない不安、絶望、恐怖があります。

最近ではそれが国家全体の思想にまで反映されてきています。
アメリカしかり中国しかり。自国ファーストは当然だろ?と。
確かに自国民の利益を守ることは国家の大きな使命ですが、
以前にも書きました。世の中はもうこれだけ繋がっているのです。
「忘他利己」の精神では、いつか必ず窮地に追い込まれます。
例え自分たちが苦しくても、いや、苦しい時だからこそ、
連携・連帯・協力・支え合いが、今はとても大切なんです。

新型コロナウイルスにBCGが有効? 2020.4.13

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

新型コロナに〇〇が有効?シリーズ・第2弾(勝手に命名)
本日は、ちまたで話題となっているBCGを取り上げます。
私のもとにもBCGを打ちたいという方、何人かおりました。

そもそも、BCGってなんだっけ?というところから。
BCGは、1歳未満の赤ちゃんに行う結核の予防接種です。
皆さんもきっと、二の腕に残るかすかなあと、ありますよね。
BCGって何の略?と聞かれますが、これは実は開発者にちなんだ
「カルメット(C)とゲラン(G)の菌(B)」という意味。
BCGを接種することで、結核の発症を75%減らすことができます。

日本は、実は結核のそれなりの蔓延国で、患者さんが結構います。
ですのでいまだにBCGも定期予防接種に位置づけられます。
日本人のおよそ98%はBCGを接種していると言われています。
欧米では結核は「過去の病気」なので、BCGはほぼしていません。
それが、今回の騒動の根底にある背景の違いです。

欧米と東アジアのCOVID-19による死亡率の違いが、
結核の蔓延やBCG接種と関連があるのではないか?という話が、
3月頃から専門家の間でも取り上げられるようになりました。

BCGは、もうすぐ100年の歴史になります。
1921年、パリで使われたのが最初で、この時は経口投与でした。
その後、皮下接種から皮内接種へと変遷し、
日本では、1967年に現在の9管針法に変更されました。
実はBCGが、結核だけでなく他の病気の死亡率を減少させる
という報告は、枚挙にいとまがないほどたくさんあります。
そこで今回のCOVID-19に対しても期待が寄せられていますが、
現時点では、まだまだマユツバで、確たる根拠はありません。

藁にもすがりたくなる気持ちは、当然よく分かりますが、
日本人からするとそもそもほとんどの方が接種していますので、
あまり気にしなくてもいい話題でもありますね。
さらに、BCGは生ワクチンですので、接種の仕方や人を誤ると、
大変な副作用が起きる可能性があることも書き添えておきます。

基本的には、「手洗い、換気、三密回避」
これらに勝る予防法は、今のところはまだございません。

常勤・非常勤に関わらず、応援お願い致します! 2020.4.11

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日は、完全に「お願い」です。。。

皆様におかれましては、いつもながら、
当院の診療にご理解ご協力を頂き、本当にありがとうございます。
改めて、当院を代表して心より御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染拡大で、世の中が劇的に変化しています。
当院でも、受診して下さる皆様の不安を少しでも解消し、
こんな状況でも、せめてお身体の健康を支えられるよう、
日々あれこれ考え、調整し、奮闘しているところです。

そんな状況の中で、診療体制の見直しも行っております。
端的に申し上げて、現在、とにかく人手が必要な状況です。
診療科や常勤非常勤に関わらず、医師、看護師はもちろん、
検査技師、放射線技師、そして医療事務の応援が必要です。

病院やクリニックで仕事したことない、という方でも大丈夫です。
とにかく、役に立ちたい、人に親切にしたい、社会を支えたい、
そういう思いを持って、ともに働いて下さる方々が必要です。

やってみようかなぁと興味を持たれた方、
まずは遠慮なくご連絡下さい。
お話だけでも…という方でもウェルカムです。
あるいは自分は無理だけどあの人なら…と思い浮かんだ方、
どんどん拡散して、お知らせして下さい!

新型コロナウイルスに漢方薬が有効? 2020.4.10

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今日はまた少し話題を変えて、かぜに漢方薬、というお話です。
中国からの情報で、新型コロナウイルス(COVID-19)に対して、
漢方薬が有効だったという記事がAFPに掲載されておりました。

記事によると、COVID-19患者74,187人に漢方薬を使用し、
全体の90%以上の患者で、漢方薬が有効だったとのことです。
まぁ、漢方薬を使うか否かに関係なく多くは軽症で治癒しますので、
この90%という数値をいきなり鵜呑みにはできないものの、
症状緩和や重症化抑制に一定の効果があることは確かなようです。

さて、『かぜに漢方薬』は、私自身も好んで使うオプションです。
そもそも、皆さんは「かぜ薬」というものがあると信じていますよね?
実は、かぜそのものを治してくれる治療薬、というのはありません。
「バカな。薬局でもたくさん売っているぞ」と思うかもしれませんが、
薬局のお薬も、我々医師が処方する薬も、基本的には対症療法です。
熱には解熱薬、鼻水には抗ヒスタミン薬、痰には去痰薬、咳には鎮咳薬、
といった感じで、それぞれの症状を緩和する薬があるだけです。
かぜは健康な人であれば、自分の免疫力で自然に治りますので、
かぜ薬が治してくれるわけではなく、自分の力で治しているわけです。

そこに来て漢方薬は、その自然治癒力を高めることが分かってきました。
例えば有名なのは葛根湯。かぜの初期に内服すると効果的とされ、
首から上の症状(咽頭炎には効きづらい)に効果的とされます。
かぜだけでなく、肩こりや首こりに使うと症状が和らぎます。
漢方薬は、医師の中でも積極的に使用する人とそうでない人がおり、
様々な意見があるところではありますが、最近はエビデンスも蓄積され、
漢方薬の有効性が改めて脚光を浴びる機会も増えています。

今回の記事にある漢方薬は、日本で簡単に手に入るものではなく、
中国独自の生薬の配合となっており、私自身も処方はできません。
ただCOVID-19に特有の発熱、咳、倦怠感に対しては、
柴胡桂枝湯、桂麻各半湯、麻杏甘石湯あたりが使えるかもしれません。

日本でも重症者が急増し、医療機関がパンクしてしまえば、
助けられる可能性のある命も、助からなくなってしまう事態になります。
何よりも、感染しない・させないことが最も重要ではありますが、
万が一熱や咳、倦怠感などの症状が出てきてしまった場合は、
漢方薬を併用してみるのも考慮すべき大切な治療法と言えそうです。
少なくとも私は、もし症状が出てしまったら漢方薬を飲もうと思います。
(今のところ、すこぶる元気ですのでご心配なく…笑)

SARS-CoV-2はどのようにして世界に拡がったのか? 2020.4.9

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今日は少し毛色を変えて、学問的なお話をします。
少々難しいかもしれませんが、ご興味ある方、どうぞご一読を。
以下の文章と右の図は、以下の記事から引用させて頂いております。

Gene sleuths are tracking the coronavirus outbreak as it happens.
Genetic data shows that countries are getting hit

Antonio Regalado, MIT Tech Review, March 4, 2020.

ウイルス学の分野では、感染拡大に伴う遺伝子変異を追跡することで、
ほぼリアルタイムにSARS-CoV-2の系統樹が作成されています。
この系統樹は、感染が国から国へ飛び火する状況の特定に役立ちます。
人間でいうところの家系図みたいなもので、由来が分かるわけですね。
ご興味のある方は、Nextstrainという以下のサイトをご覧下さい。

https://nextstrain.org/

世界各国の言語で解説されており(もちろん日本語もあります)
SARS-Cov-2の遺伝子の変遷を詳細に追跡することが可能です。

例えばブラジルでは、2月下旬にCOVID-19の国内初発例を確認した際、
すぐに感染者のウイルス遺伝子配列を解読して、
ウェブ上に公開されていたSARS-Cov-2のデータと照合しました。
感染者は2月にイタリア・ロンバルディア地方を旅行していましたが、
このウイルス自体は、中国からドイツに侵入しており、
1月のミュンヘンでのアウトブレイクに関連しているだけでなく、
イタリアでの感染拡大にも関連していることが示唆されました。

遺伝子追跡は、封じ込め政策の成功・失敗を知るのにも有効です。
封じ込め成功例と考えられている1月のミュンヘンアウトブレイクは、
実際には封じ込めに失敗した可能性があることが示されています。
メキシコやイタリア、ブラジルなどで確認されたウイルスが、
ミュンヘンのクラスターに遺伝的に類似していることが分かりました。
このウイルス自体は、中国からドイツに侵入しており、
1月のミュンヘンでのアウトブレイクに関連しているだけでなく、
イタリアでの感染拡大にも関連していることが示唆されました。

クラスターが特定され、一見封じ込められたように見えても、
感染連鎖の発生源になる可能性は完全には否定できないという、
極めて重要な学びが得られたわけです。

日本はいつまでもクラスター封じ込めに固執していてはいけません。
東京の医療崩壊はすでに非常に深刻な状況に陥っており、
早急かつ柔軟な対応の変更が求められる時期にとうに入っています。
軽症者でも要入院とか、PCR2回連続陰性までは退院不可とか、
医学的根拠に乏しいルールはすぐにでも見直すべきです。
医療現場だけの努力では、どうにもならない状況です。
医療、行政、市民の皆様、全体の連帯と協力が不可欠です。

緊急事態宣言のその後… 2020.4.8

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

昨日、とうとう7都府県に対して緊急事態宣言が発令されました。
期間は今のところ5月6日までとのことです。

宣言から一夜明けて、街の様子を眺めてみていますが、
実質2割くらい減っているかなぁ…とは思うものの、
諸外国のように街が静寂に包まれている…というのはないですね。
良いとか悪いとかではなく、私ども医療者のように、
実際に出勤しないと全く仕事にならない業種も多々ありますし、
生活していくために営業を続けざるを得ない方々も大勢います。

ただ、少なくとも言えるのは、安倍総理の会見にあったように、
人との接触を7~8割減らすのは、このままでは到底無理だと言うこと。
各都府県で追加の声明・要請が出される可能性はあるようですので、
今しばらくはどうなるか様子をみてみたいとは思います。
しかし、現在の営みが劇的に変わらない限り、感染爆発はまぬがれず、
重症者が激増し、重症者を治療する資源・医療機器が足りなくなり、
諸外国のように命の選別を行わざるを得ない現実は訪れてしまいます。

ひとりでも重症者を減らし、ひとりでも多くの命を救うために、
ひとりひとりができる限り全力で、できることを粛々とやるしかない。
物理的、社会的距離を取りながら、精神的にはむしろ距離を縮めて、
みんなでひとつになって乗り越えるんです。
この世紀の逆境に“ワンチームで”立ち向かいましょう!

ひとまず、今のところ当院は平常通りの診療を継続しております。
当院をかかりつけにして下さっている方々が安心して受診できるように、
かぜ症状で不安な方々が、周りに気兼ねなく受診できるように、
当院ではできる限りの万全の体制を整えて、日々対応しております。
当たり前ですが、病気は新型コロナ以外にもたくさんございます。
新型コロナに怯えて、ご自身の不調を我慢しすぎないで下さい。
お困りの症状があれば、ひとまずご連絡ご相談下さいませ。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

緊急事態宣言が出たら? 2020.4.6

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

世の中がさらにざわつき出していますね。
今日になって政府が緊急事態宣言発令の方針を固めた!
と、各メディアが一斉に報じています。

一部では他国のような都市封鎖も?と懸念されていましたが、
日本ではそこまで強力な封鎖になることはなく、
現在の外出自粛、在宅勤務をより徹底するよう要請する
というような内容になるようですね。

これに伴って、患者さんからの問い合わせも大変増えております。
LSクリニックの営業はどうなってしまうの?
私たちは病気で困ったらどうしたらいいの?
皆さんのご心配は大変ごもっともなものですよね。

当院は、できる限り通常営業を継続する予定でおります。
直接の受診が心配なかかりつけの患者さんに対しては、
一部、電話による再診の対応もさせて頂いております。
何かご心配なことがございましたら、どうぞ当院にご連絡下さい。

ただ、世の中がこのような先を見通せない状況ですので、
予定が急遽変更になってしまう可能性も残念ながらございます。
大変恐れ入りますが、どうぞお含み置き下さいませ。

また、非常勤の先生に応援を頂いている診療科では、
担当の先生のご対応が困難となる場合が予想されます。
その場合でも、常勤医が処方箋を発行したり、
最低限、患者さんの健康に不利益が生じないよう努めて参ります。

とにかく、何か困ったことがあればいつでもご相談下さい。
全てのご希望を叶えることは難しいかもしれませんが、
できる限り皆様が安心して生活を続けられるようサポート致します!

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

電話再診受付、始めています 2020.4.2

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、
当科でも電話による再診対応を開始しております。
誰でも彼でも対応可能なわけではございませんが、
当院を長らくかかりつけにして下さっている患者様で
電車やバスに乗って病院に来るのはちょっと…という方、
こういう方法もございますよ、というご案内です。
詳細は当院のホームページにてご確認下さいね。

実は、新年度始まりましたね 2020.4.1

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

いきなりですが実は…今日から年度が新しくなりました。
がしかし、今年は世の中がこんな状況ですので、
どうも新年度を迎えた実感が湧きませんね。
国際病院の桜も、幾分元気がないように見えます。

でも、こういう状況だからこそ、
せめて自分の家族、まわりの友人、職場の同僚、
そしてこんな時でも当院を受診して下さる患者さんが、
少しでも笑顔になれる方法がないか日々考えています。

これから世界で起こること 2020.3.29

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今日の東京は季節外れの雪でした。
よほどの用がなければ外出するな、という天啓ですね。

さて、医療先進国でさえこれほどまでに大変な状況ですが、
途上国はさらに悲惨な状況に陥ることが危惧されてい
ます。

新型コロナウイルスは、人が媒介しますから、
国際便を飛ばし、国境を開放していれば、
間違いなく、必ず、絶対に、途上国にも拡散していきます。
拡散していないように見えるのは、疑わしい症例でさえ、
検査していない、正確には検査できない、からです。

記事の中にもあるように、デング熱、マラリア、結核など
他の感染症で亡くなったとされる人々の中に、
COVID-19が紛れている可能性は非常に高いと思います。

ここに支援の手を差し伸べられるかが、喫緊の問題です。
先進国にいま、その余力があるでしょうか?…厳しいです。
途上国でPCR…技術を持った人がどれだけいるでしょう。
先進国で簡易抗体検査キットを使うくらいなら、
途上国に優先的に供給すべきではないかと思います。

おそらく途上国での致死率は20%程度に達するでしょう。
このままでは、途上国の人的損失は先進国の比ではなくなります。
スペインかぜクラスのことが起きても何ら不思議ではない。
つまり数千万人単位以上の死者が出てしまうかもしれません。

そんなの知ったこっちゃない。自分の生活には関係ない。
………なんて、少しでも頭をかすめたアナタ!
最初に書きました。世界はこんなにも繋がっているんですよ。
例えばです。今週食べたものの中で、純粋に日本国産のもの、
どれだけありましたか?パンは?お肉は?フルーツは?
日本で育てている牛や豚や鶏の飼料はどうでしょう?

先進国だけでなく途上国でCOVID-19が蔓延すると、
仕事ができなくなり、そもそも仕事につく人材が不足し、
途上国の産業にとてつもなく大きなダメージが加わります。
そうすると、おそらく数か月後~1年後、世界は食糧難に陥ります。
食料自給率の低い日本は、真っ先にそのあおりを受け、
食料品は今までにないほど値上がりし、
それどころか本当に品薄になって買い占めが横行します。

私たちがツラい状況に置かれているのは紛れもない事実ですが、
それでもやはり、世界の状況にも思いを巡らし、想像し、
いま、できるだけの支援、協力、連帯が必要だと思います。

総合診療科・2020年4月の休診情報 2020.3.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は2020年4月の当科休診情報をお知らせ致します。

4月はー

4日(土)~6日(月)

12日(日)

18日(土)~20日(月)

26日(日)

29日(水・祝)

ー以上が休診となります。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
世の中色々ありますが、今のところ当科は平常運転です。
クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせでご確認下さいませ。

東京都より今週末の外出自粛要請 2020.3.26

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

桜がきれいな時期になってきました。
世間は物騒ですが、季節は変わらずめぐっていきます。

さて、前回私が書いた悪い予感が当たりそうです。
新型コロナウイルスが東京で感染爆発を起こしそうです。

ご存じの通り、昨晩、小池都知事が緊急の記者会見を開き、
東京が感染爆発の重大局面を迎えていることを改めて指摘し、
都民に対して今週末の外出自粛を要請しました。
都民にとっては…やりきれない状況かもしれませんが、
私からすると遅すぎたとも言える外出自粛要請です。
今夏のオリンピック開催を諦めていなかったという
政治的欲望が見え隠れしますが、本来はもっと早い段階で、
この要請が出されても何ら不思議ではありませんでした。

東京都からの感染者報告がここ数日増加しています。
PCR検査数が極端に増えたわけではないようですので、
検査の網にかかる患者さんが増えてきていると考えます。
つまり、水面下ではもうかなり感染が拡がっているはずです。
これはあくまで私の想像の域を出ない考察ですが、
一斉休校になった際、水面下で若者がクラスターを作った、
さらに中国含め外国からの感染輸入が阻止できていなかった、
この辺りが水面下で感染が拡がってしまった理由と考えます。
学校は休校になったが、高齢者の集会は続けられていたという
ニュースや報道もあちらこちらでちらほら見かけますね。
厳密には「三密空間」の回避は、徹底されていなかった。

一部では、検査を制限してきたつけだ!なんて声も聞こえますが、
国が検査を制限したから、感染が拡大しているわけではありません。
確かに日本は、お隣の韓国はじめ諸外国と比較しても、
PCR検査数は少ない状況のままでここまで来ています。
しかし、それこそ全国民に検査を徹底したとして得られるものは、
感染拡大の抑止ではなく、その時の感染状況の静止画にすぎません。
むしろ、検査が陰性なんだから私は大丈夫!という、
うすっぺらな安心と不要な油断や緩みを植え付けてしまい、
さらに、陽性者への差別を助長するだけかもしれません。

必要な心がけはやはり、自分はすでに感染しているかも、
あるいは、まわりの人も誰かはウイルスを持っているかも、
そう考えてできる予防策を徹底的に継続していくことです。

素敵な啓発ポスターがあるので、私も診察室で使わせて頂いてます。

ただ、検査を徹底して感染者数の正確な把握ができると、
実は、医療体制にとっては良いことも確かにあります。
それは“重症患者数の予測ができる”ことです。
いまこの瞬間にも、世界では大変な状況が起きています。
イタリアやスペインでは、重症患者の救命に必須となる
人工呼吸器が、各医療機関でどんどん足りなくなっており、
そうなると、救命の見込みの乏しい高齢者の人工呼吸器を、
若者の救命のために使用せざるを得ない状況が起きています。
これがどんなに悲惨なことか…想像に難くないでしょう。
見ず知らずの若者の命を救うために、
自分の大切な身内の人工呼吸器が外されてしまう…
みなさん、そんなことが想像できますか?耐えられますか?

でもそれが先進国で、いまこの瞬間、起きている現実です。
我々医療者にとっても、地獄以外のなにものでもありません。
もし東京で感染爆発が起きたら、当然、同じ現実が訪れます。

日本では、絶対にそんな悲惨なことを起こしてはいけない。
では、そのためにいま、わたしたちに何ができるか?
ひとつ、どこにどれだけの人工呼吸器が必要なのか分かれば、
そのために機器や人材を整える準備はできるかもしれません。
そのためには重症になりうる患者数の把握が必要ですし、
それを突き詰めると、全体の感染者数の把握が必要になります。
感染者全体の10~15%が人工呼吸器が必要な肺炎になるからです。
これは、これまで蓄積されたデータから分かる世界共通の事実です。
また、世界の医療機器メーカーが人工呼吸器の増産も始めています。
必要な場所に必要なだけの人工呼吸器を配置しようという動きです。
それでも、重症者が予想を上回って増えてしまったら…。

なので、わたしたちにできることは、極力感染者を増やさないこと。
もっと言うと、感染者の増え方をなるべくゆっくりにすること。
一定数の重症者が出てしまうのは、避けれられない現実ですが、

人工呼吸器が足りなくならない程度にゆっくり増えてくれれば、
ひとりひとりの救命率はあがり、結果的に死亡率は下がります。
いま国が都が、感染爆発を起こさせないように躍起になっているのは、
まさにこういった背景や理屈があるのです。

極力感染者を増やさないために、わたしたちにできること。
それは繰り返しになりますが、自分はすでに感染しているかも、
あるいは、まわりの人も誰かはウイルスを持っているかも、
そう考えてできる予防策を徹底的に継続していくこと、に尽きます。

まだまだこの戦いは、ながーくながーく続きます。
皆さん中距離走的なイメージを持っているかもしれませんが、
いやいや、これはマラソンです。しかもウルトラ級のマラソンです。
政府や有識者は、この点ももっと強調してほしいと思います。

そして何より、このウイルスの脅威と日々の営みとのバランスを、
いったいどこで取っていくべきなのか。
耐えて耐えて一辺倒では、本当に生活できない人々が溢れます。
かといってこれまで通りに経済を回そうと動き出せば、
間違いなく感染爆発が起きて、たくさんの人々の命が奪われます。
このままでは、どっちにしろ、悲惨な目に合う人が増える一方です。
このコロナ騒動は、現代社会の在り方そのものを我々に問うています。

いまこそ、人々が協力し合って知恵を出し合う時です。
中国がぁ、アメリカがぁ、なんて言っている場合ではないし、
自分さえよければぁなんて、勝手を振りかざすべきではないし、
揚げ足をとったり、足を引っ張り合ったり場合ではありません!
いま必要なのは、忍耐、協力、連帯、思いやり、優しさです。

私自身も医療者のはしくれとして、こんな状況で社会に何ができるのか、
正解はわかりませんが、日々考え続けたいと思っています。

長期戦かつ消耗戦 2020.3.24

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

長い戦いになります。まだ終着点は見えていません。
新型コロナウイルス感染症に対する、私の個人的な感想です。

日本では、北海道独自の緊急事態宣言が解除されたり、
東京の遊園地が部分的にではありますが営業を再開したり、
大規模な格闘技イベントが予定通り実施されてしまったり、
なんだか少しずつ「コロナ明け」いや「コロナ慣れ」
ともいうべき状況が生まれていますが、事態は依然深刻です。

緩んでしまう気持ちも分からないわけではありません。
中国・武漢では新規感染者ゼロという報告が続いており、
感染制御に一定の目途が立ったかのような印象を受けます。
そうでなくても、毎日毎日、この状態がいつまで続くの?
という何ともやりきれないモヤモヤした気持ちを持ちながら、
それでも何とか毎日耐えて生活している人々は大勢います。
さらに経済活動が停滞したこの現状が長引くほど、
仕事を失い本当に生活が立ちゆかなくなる人々が大勢出ます。
早く平常状態に戻りたいという気持ち、痛いほど分かります。

上の図はWHOのWebサイトから引用したものです。
本日時点で、世界では334,981例の感染確定者がおり、
14,652人の方々が、新型コロナウイルスで亡くなっています。
世界の189の国と地域で感染者が確認されており、
まさにPandemic:世界的大流行は続いています。
そして何より、ここ数日、感染者が指数関数的に増加しています。
特に欧州からの報告が目立ちますが、これは驚異的な増加です。
世界的には感染が制御されているというにはほど遠く、
欧州をはじめまだまだ感染のピークさえ見えてきません。

中国の状況は、ある意味で一筋の希望ではありますが、
少なくとも世界的には爆発的な感染拡大はしばらく続きそうです。
長ければ数か月はこの状態に耐えないと行けなくなりそうです。
さらに、国内の感染状況が仮に落ち着きを見せてきたとしても、
今後しばらくは、ウイルスの逆輸入に注意しなければなりません。

日本では、東京オリンピックの予定通りの開催への期待も込めて、
数か月で感染が終息するだろうという見方が大勢でしたが、
ここに来てその旗色はかなり悪いと言わざるを得ない状況です。

下手をするとこのウイルスとの戦いは年単位に及ぶ可能性があります。
フランスやイタリアでは、現段階ですでに、一斉休校の期間を
6月、あるいは8月まで延期することも検討されているようです。
外出禁止令も4月いっぱいまで続く可能性が見込まれています。
世界、特に欧米ではそのくらい深刻な状況の真っ只中です。

日本でも先日、オーバーシュートの懸念が発表されました。
ここで言うオーバーシュートは、感染者の爆発的増加を指します。
一見制御できているように見えますが、水面下で事は進行しており、
ここで緩んでしまって、感染者・保菌者が市中にどっと出回ると、
感染が爆発的に起きる危険性をいつでも孕んでいる状態と言えます。

まだまだ気を緩めることは許されない状況ということになりますが、
一方で、じゃあいつまでこのまま耐えればいいのか…生活が…
とという方々の堪忍袋の緒が切れてしまっても困るわけです。
どこで経済とのバランスを取るのか、どのレベルで生活を守っていくのか、
オリンピックも延期ムードが蔓延している今日この頃、

先を照らす明るい話題は、なかなか出てきませんね。

世の中が消耗している時にこそ、私たち医療者にできることがあるはず。
そう思って、日々できることを続けています。
せめて病院だけでも、安心して受診して頂けますように。
皆様のやりどころのない不安を少しでも軽く出来ますように。

検査?検査?検査? 2020.3.17

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

WHOはここ最近、週3回月、水、金と会見を開いています。
本日の会見でテドロス事務局長は、こう発言しました。

「目隠しされたまま炎と闘うことはできない」
「誰が感染しているのか分からずに、
このパンデミックを止めることはできない」
「検査、検査、検査。疑いのある患者全員を検査…」

この発言を聞いた直後は、正直あれれ?と思いました。
私はこのブログでたびたび盲目的な検査を否定してきました。
幸いその後、WHOから以下のコメントが発表されました。

「感染者と接触した人が症状を示した場合にのみ、
検査を行うことをWHOは勧めています」

安心しました。要するに、これまで通りで問題ないのです。
私たちは、今までの意識や姿勢を変える必要はありません。

テドロス氏がなぜあのような発言に至ったのか、
そこには日本と異なる世界各国の医療事情があると思います。
日本のような医療アクセスが容易な国で検査の敷居を下げると、
当然、検査目的に患者さんが病院やクリニックに殺到し、
医療機関はあっという間にパンクしてしまいます。
一方で検査体制が確立されていない医療後進国では、
疑わしい患者さんさえも検査をせずに通常通りに対応して、
院内感染やクラスター発生を助長してしまう危険があります。
今回の事務局長の発言は、後者へのメッセージだと考えます。

それでも、検査すればいいんだ!と取られかねない発言は危険です。
繰り返し何度も書いており、もういいよぉと思われるでしょうが、
検査は万全ではないということです。端的に申し上げて、
PCR検査で陰性でも、本当は新型コロナウイルスを保持している、
そういう患者さんが少なからずいるということですね。
感染が分からなければパンデミックは止められない、ではなく、
自分も含めて、みんな感染しているかもという可能性を考えて、
手洗い、咳エチケット、外出自粛を徹底的に行うことが肝心です。
このブログを熱心に見て下さっている方であれば、
そんなことはもう十分わかっていらっしゃいますよねー。

いいぞ!みんな頑張っているよ! 2020.3.15

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

中国武漢から始まったCOVID-19の拡大で世界が燃えています。
欧米各国が入国制限や国境封鎖をしていますが、
すでに国内の感染が制御不能な状況に陥っている国もあります。

あるテレビ番組でのイタリア人医師の言葉がとても印象的でした。

「当初、少し長引く単なるかぜくらいに考えて、
医療者でさえ、適切な予防処置を取らない人がたくさんいた。」

欧米では、中国の風土病くらいにしか思わなかったのでしょう。
あらら~東アジアで大変なことが起きているなぁ、くらいに。
しかしながら、武漢から世界への拡がり方を考えた時、
これは日本の初期対応にも当てはまることですが、
我々はもっともっと慎重に考えるべきでした。
日本は幸い今のところ、そういう状況にはなっていませんが、
日本が今の欧米と同じような悲惨な状況に陥っていたとしても、
何ら不思議なことではなかったと思っています。

イタリアでは、押し寄せる患者で病院がパンク、医療者が疲弊し、
まさに絶望的な医療崩壊が起きているようです。
もし、20歳の重症患者さんが運ばれてきてしまったら、
人工呼吸器を確保するために、80歳の患者さんの人工呼吸器を外す。
20歳の患者さんの命を救うために、その人工呼吸器を使う。
そういう文字通り究極の選択をしなくてはならない。
医療者として、これは筆舌に尽くしがたい地獄です。

ただ確かに、「トリアージ」とはそういうもので、
限られた医療資源を救命可能性の高いところに優先させるのです。
ーいやいや、「命は平等」ではないのですかー
もちろん、そうあるべきですし、それを目指すべきですが、
現実として、このような緊急事態に直面した時、
命はある意味一列に横並びにされ、優先順位をつけられる。
いや、つけざるを得ない状況なわけです。
1人でも多くの命を救おうとした時、こういうことが起こります。
その方法が良いとか悪いとか、誰が正しいとか正しくないとか、
絶対的な結論が出るようなそんな単純な問題ではありません。
そして、これは日本においても、決して対岸の火事ではないんです。
イタリアのような荒んだ状況に陥るのを絶対に防ぐために、
皆さんひとりひとりの日々の我慢、心がけ、努力が必要不可欠です。

幸い、今のところ日本では、爆発的な感染拡大は起きていません。
検査がどうだとか、いろいろとその要因は分析されているようですが、
私は皆さん1人1人の心がけ、日頃の行動の賜物だと思っています。
日本中の子供たちが我慢し、社会人がイベントを自粛自制し、
手洗いはじめやるべきことを粛々とやっている結果だと思います。
もちろん、不幸にもお亡くなりになった方はいます。
手放しに良かった!なんてとても言えない状況なのは当然です。
それでも、日本は確かに何とか持ちこたえている状況です。

皆さんひとりひとりの頑張りの結果がちゃんと出ていますよ!
まだまだ先は見えませんが、もう少しこの努力を続けましょう!

私は、心の底から日本中にそう叫びたいと思います。
いいぞ!みんな頑張っているよ!

とうとうパンデミックと認定 2020.3.12

おはようございます。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

先日、感染症流行に関する用語の説明を致しましたが、
今朝、WHOがとうとう「パンデミック」と表明しました。
私からすると、いまさらな感じが強いですが、
イタリアや米国だけでなく、世界各国の拡大状況をみて、
今回の世界的大流行の発表に至ったのだと思います。

それでも私たちがやるべきことは何も変わりません。
先日、政府の専門家会議から発表されたように、
1.手が届く範囲に人がいるような人混み
2.至近距離での会話や発声
3.換気の悪い密閉空間
これら3つが重なり合うような環境を極力避け、
手洗いやうがいを意識的に行い、咳エチケットを徹底する。
粛々とこれらのことを継続していくべきだと思います。

当院では、院内環境整備や消毒を徹底しており、
患者さんやご家族が安心して受診できるように努めています。
万が一新型コロナウイルス感染を疑うような方が受診した場合でも、
一般の受診者さんとは動線を分けてご案内しております。
診療体制もこれまでと全く変わらず継続しております。
今回の感染症やインフルエンザなどのかぜ症状のみならず、
何か気になる症状がある場合には、お気軽に当院へご相談下さい。
また当院では新型コロナウイルスのPCR検査はできないことも
あわせてお知りおき下さい。どうぞよろしくお願い致します。

現況に伴い、1点皆様にお願いしたいことがございます。
当院では現在「ご来院頂いた方全員」に玄関で検温を実施しています。
37.5℃以上の発熱がある方には、個別に詳しく状況をお伺いします。
新型コロナウイルス含め伝染性疾患の可能性が否定できない場合には、
誠に勝手ながら、別室にてご対応させて頂く方針としております。
地球全体がこういう状況ですので、何卒ご理解よろしくお願い致します。

さて、総合診療科は、皆さんのお身体全体を診る診療科です。
頭が痛い、胸が痛い、お腹が痛い、膝が痛い…
本当にいろんな症状の方が受診されます。
先日は歯が痛い…と仰る方も受診されました。
ひとまずこちらできちんと診察をさせて頂いて、
こちらで対処できる病気は対処させて頂きます。
専門医への受診が必要と判断すれば、すぐに紹介状を作成致します。

何か困った症状が出てきた、何科を受診してよいか分からない…
そんな場合は、まずはなんなりと当科にご相談下さい。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

「3つの重なり」に要注意 2020.3.9

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

新型コロナウイルス対策専門家会議から新たな発表がありました。
日本国内の感染状況に関しては、諸外国と比較しても、
「爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえている」
という認識が示されています。皆さんの日頃の努力のたまものです!
ただ、感染者は相変わらず各地から報告されており、
現時点ではまだ最大限の警戒態勢を緩めることはできないようです。

重要だなと思ったのは、感染リスクが高い場所が示されたことです。
これまで感染が確認された場所に共通の「3つの条件」があります。

1.換気の悪い密閉空間
2.手の届く距離に多くの人が密集
3.近距離での会話や発声

日常生活の中で「この3つの条件が同時に重なる」ような
場所や場面は極力避ける、近づかないことを推奨しています。
ということは、つまりー

1.しっかり換気を行う(空気の流れを作る)
2.人の密集を避ける(互いに1メートル以上距離を取る)
3.近距離での会話や発声を避ける(やむを得ない場合はマスクを)

これら3つの行動を心がけることが大切だということですね。
あとは当然、これまで通りの手洗い、うがい、咳エチケット、です。

諸外国と比較しても、現在の我々の忍耐が成果を出しつつあることを
政府はもっともっと国民に表明し、励ましてもらいたいものです。
これからも日々、できることを粛々と続けていきましょう。

当院の診療は、これまでと全く変わらず継続しております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

エンデミック?エピデミック?パンデミック? 2020.3.2

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

最近は、ずっとCOVID-19の話ばかりですみません。
今日は趣向を変えて、言葉の説明をしてみます。

WHOは、COVID-19拡大に対して、これまでのところ、
パンデミックに至る可能性について言及してはいるものの、
いまだにエピデミックの状況に留まっていると判断しています。

エピデミック?パンデミック?どう違うの?

実は、この辺りの用語の使い分けに関しては、
医療者の方でも混同・誤用してしまっている方々が多いです。

【エンデミック、エピデミック、パンデミックの違い】

エンデミックは、最も局所的な感染症の「地域流行」です。
アフリカでエボラ出血熱が流行していたり、
日本での麻疹や風疹も、地域流行と言えます。

エピデミックは、もう少し広範囲での予想を超えた「流行」です。
地域や国をまたいで広がることもしばしばあります。
2003年のSARS、2016年のジカ熱もここに該当します。
今のところWHOは、COVID-19もエピデミックとの判断です。

パンデミックとは、すなわち「世界的大流行」を指します。
2009年のH1N1型インフルエンザはパンデミックでした。
歴史を遡れば、「スペインかぜ」もパンデミックと言えます。
アメリカの軍事基地で発生した鳥インフルエンザが、
第一次世界大戦に便乗して世界中に拡散しました。
一説によると、世界中で1億人が亡くなったと言われています。
日本でも45万人が亡くなったと見積もられています。
交通網が非常に発達した現代では、今回のCOVID-19のように、
あらゆる新興感染症がパンデミックの可能性を秘めています。

ちなみに、アウトブレイクという言葉もよく耳にすると思います。
最近の日本では、あるコンサート会場から麻疹が爆発的な広まった時、
アウトブレイクという言葉がメディアで何度も使われました。
アウトブレイクは、本来はエピデミックとほぼ同義ですが、
どちらかというと「爆発的な集団発生」を指すことが多いです。

感染症に対するこれら用語の使い分けは、厳密なものではなく、
WHOなどの世界的機関が、状況を見ながら判断しています。
COVID-19については、すでに世界の全体陸に波及しており、
実際はパンデミックとして差し支えない状況では?とも思いますが、
まぁ、そんなことは些末な問題ですね。

それより最近気になるのは、国により致死率に差が出ていることです。
例えば、イタリアや、特にイランでは致死率が高いように見えます。
そもそも正確な感染者数が把握できていない可能性が高いですが、
人種によってウイルスの毒性(感受性)が異なる可能性や
ウイルス自体が変異して、毒性が高まっている可能性も否定できません。
今後はこういった視点での観察も必要になってくると思っています。

ウイルスよりも怖いもの、それは… 2020.3.1

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

COVID-19はまだまだ拡大傾向が続いていますね。
韓国や日本だけでなく、米国、イタリア、イランなどでも
急激に感染者数が増加しているようです。

でも僕は、この新型コロナウイルス感染症自体よりも
何倍も何十倍も怖いなぁ…と感じてしまうものがあります。

それは、「冷静さを失った人々の行動」です。

嘘かホントか分からない怪しげな情報をどんどん拡散したり、
ドラッグストアに長蛇の列を作って店員を怒鳴り散らしたり、
マスクの取り合いや咳エチケットのことでケンカをしたり、
デマに踊らされて不足しない日用品を買い占めたり…。

これに便乗して、フリマサイトでマスクを高値で転売したり、
やれ〇〇がよいと、いかがわしい商品を高値で売ったり、
不届き者もあちらこちらに暗躍しているような状況です。

挙げ句の果てには、WHOの言うことは信じられない、とか
政府はオリンピックのために感染を隠蔽している、とか
専門家の言うことにも疑心暗鬼になっている人々もいます。

そんな中でとても興味深いブログ記事を見つけました。
https://bonsenpai.com/coronavirus-in-italia0228?
1630年、イタリアで流行った「黒死病」の様子を
イタリアの国民的文学作家のマンゾーニが記述しています。

外国人を危険と見なし、当局間は激しい衝突
最初の感染者をヒステリックなまでに捜索し、
専門家を軽視し、感染させた疑いのある者を狩り、
デマに翻弄され、愚かな治療を試し、
必需品を買い漁り、そして医療危機…

およそ400年も前のイタリアの状況です。日本は江戸時代初期。
残念ながら、21世紀の日本でもほとんど全く同じ状況です。
殺し合いをしないだけやや進歩したのかもしれませんが、
不安から周りが見えなくなり、他人を傷つける点は一緒です。
文明が発達し、世の中がこれほど便利になった現代でも、
人間の本質は、これっぽっちも変わっていないんだなと思います。

僕たちは、いいかげん学ばないと行けません。
目の前に突然、危機的な状況が訪れてしまった時、
我々はどういうあやまちに走ってしまいがちなのか、
そして、どうすれば冷静に秩序を守った行動が取れるのか、
どうすれば、最大多数の命と幸せを守ることができるのか。

全国一斉休校要請!!空前絶後の大博打!? 2020.2.28

おはようございます。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

昨晩、政府から衝撃的な、あまりに衝撃的な発表がなされました。

【全国の小中高校に3月2日から春休みまで臨時休業の要請】

感染拡大防止のためによく決断した!という支持の声がある一方で、
唐突すぎる発表に教育現場や子育て世代は大混乱に陥っています。
確かに、学校だけが突然休みになっても、親は仕事は休めません。
学童保育に人が殺到して、逆に感染拡大のリスクが上がったり、
仕方なく両親に預けて、子どもと高齢者の濃厚接触が起こり、
致死的リスクの高い高齢者を危険に晒してしまう可能性もあります。
企業に対しても思い切った施策を同時に打つべき時機ですが、
そこはあくまで各企業任せ、個人任せの状態のまま。
社会構造のごく一部、手をつけやすいところにだけ手をつけても、
このウイルスの感染拡大を防止できるか、甚だ疑問に思います。

これまでも、インフルエンザの流行に対する学級閉鎖や学校閉鎖は、
なかば当たり前のように、全国各地で行われてきました。
日本でも、毎年1万人がインフルエンザがもとで亡くなっていますし、
インフルエンザは脳症を起こすなど子どもにとっても脅威です。
インフルエンザの流行を阻止するための一部の学級・学校閉鎖。
その時でさえ、働く親世代は仕事の調整で四苦八苦しています。
それが今回は全国一斉に行われる訳ですから、この衝撃は甚大です。
北海道北見市でCOVID-19の集団感染が発生した疑いがあり、
北海道は一足先にCOVID-19に対する「緊急事態宣言」を発表、
道民全体に、週末の外出自粛を要請しました。
確かに、学校でCOVID-19感染が集団発生するのは避けねばなりません。
小学生では、咳エチケットや手洗いも徹底されていなかったり、
鼻水をふいた手であちこちペタペタ触るなんてことは当たり前。
学校のどこにウイルスがいてもおかしくない状況は容易に想像できます。
でもそれは、職場、通勤電車、公共の体育館や図書館などでも一緒かと。

なぜ学校だけ?ひとまず学校から?

出来る対策からどんどん手を打っていかないと、
ますます手遅れになることは火を見るよりも明らかです。
その手始めが、全国一斉休校という対応なのでしょうか。
であれば、親世代の休業補償、柔軟な働き方支援もぜひお願いしたい!

今回の政府の対応が吉と出るか凶と出るか。
これは大博打に出たな!というのが私の率直な感想です。
今回打ち出したこの対応が、結果的にどういう効果をもたらしたか、
どんな利点と欠点があったのか詳細に検証する責務が政府にはあります。

そして我々も、政府は頼りない…なんて嘆いていても仕方ありません。
依存的な考えをやめ、自主的に積極的に動き出しましょう。
手洗いや咳エチケットの徹底は、気持ちがあれば誰にでもできます。
疑わしい症状があれば、自主的に外出を控え、自宅で安静にしましょう。
仕事が休める場合は、無理をせず休みましょう。
先進的な企業では、在宅ワークを認める動きも出ているようですね。
当然、どうしても休めない方もいます。私の仕事、医療もその1つです。
それでも、手洗い、マスク、飲水、加湿…できることはあります。

何度も何度も耳にタコが出るくらいの繰り返しになりますが、
わたしたちひとりひとりが、できることを粛々とやり続けること、
今の時期はそれが何より大切なことだと思います。
派手なパフォーマンスなんていらない。粛々と淡々とやりましょうよ。

そして願わくば、今回の一連の騒動をきちんと反省し、
次に起こるかもしれない脅威への対策の糧にして欲しいと思います。
私たちからすると、これを機に普段からの衛生意識を高めること、
融通の利く働き方を継続的に支援していく体制が構築されること、
COVID-19が気付かせてくれていることも少なからずあると思います。

末文になりますが、一刻も早い終息を願ってやみません。

総合診療科・2020年3月の休診情報 2020.2.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は2020年3月の当科休診情報をお知らせ致します。

3月はー

1日(日)

6日(金)~9日(月)

15日(日)

20日(金)~23日(月)

29日(日)

ー以上が休診となります。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせでご確認下さいませ。

新型コロナウイルス(COVID-19)検査のお話 2020.2.24

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回もまた新型コロナウイルス(COVID-19)に関する内容です。
いま巷では、このウイルスに関するたくさんの情報が出てきています。
食塩水がよい、お湯を飲むとよい、アオサがいいらしいなど、
中にはまゆつばな情報も多く、世間の混乱に拍車をかけています。
一方で、もっと簡単に検査ができるようにならないのか!?、とか
政府は感染者数を増やしたくないから敢えて検査していない!、とか
検査に関するニュース報道やSNS投稿も数多く見かけます。

今回は、この「検査」というものに焦点を当ててみたいと思います。
小難しい話と思うかもしれませんが、大切なお話なので敢えてします。

ウイルスの検査にはいろいろな種類がありますが、
現在、一般的に利用されているウイルス検査の方法はー
1.イミュノクロマト法(簡易迅速検査はほとんどがこの方法)
2.血液中の抗ウイルス抗体量を調べる方法
3.ウイルスの遺伝子を増幅して調べるPCR法
ー主にこの3つです。

15分程度で検査が完了し結果が分かる簡易迅速検査法のほとんどは、
現在、イミュノクロマト法という方法を用いて検査されています。
簡便に検査できるなんてステキッ!と思うかもしれませんが、
検査には必ず欠点があり、100%結果を信じてよい検査はありません

検査の欠点とは―
1.検査検体が適切に取れていないとダメ
2.検査にはそもそも不確かさがつきまとう
ー大きく分けてこの2つ。それぞれが重大な問題です。

1つ目の検査検体とは、検査に出す材料のことです。
インフルエンザであれば鼻に棒を突っ込んで粘液を採取しますし、
抗体検査であれば血液を採取する必要があります。
極端な話をすると、尿検査で検尿カップに麦茶を入れても、
なーんも意味がない(正しい結果にならない)ように、
それぞれの検査には、それぞれ適切な材料というものがあります。
実は、適切な材料をきちんと採取するのは、結構難しいことなんです。
例えば、インフルエンザの検査を例に挙げますと、
ただ単に鼻の穴に棒を突っ込んで粘液を取ればよいわけではなく、
正しく検査棒を挿入し、鼻咽頭後壁の粘液を採取しないといけません。
インフルエンザウイルスは鼻咽頭後壁に豊富にいることが分かっており、
そこから粘液を採取するのが、最も正確な結果に繋がるからです。
テキトーにやっても陽性に出ることはもちろんありますが、
それはインフルエンザウイルスの量がすごく多い場合であり、
発症早期の治療に大切な時期は、やはり正しく採取する必要があります。
正しく採取できないと、本当はインフルエンザなのに検査陰性となり、
みすみす治療のタイミングを逃してしまうかもしれません。
インフルエンザはほとんどが自然治癒するので、
検査結果が多少違っても大きな影響はないと言えばそれまでですが
検査を受けた患者さんからすると、正確な検査結果知りたいですよね。

2つ目の検査につきまとう不確かさとは、検査そのものの問題です。
たとえ正しく適切な量の検査検体が採取できたとしても、
それで検査が100%正しい結果を示してくれるわけではありません。
検査にはそもそも感度・特異度というものが存在するためです。
なんだねそれは?と思われますよね。
かみ砕いて言うと「検査の正確性」ということです。
どんな検査でも、0か100かなんてことはないんです。
どんなに良いバッターでも10割打者はいません。
それと同じように検査にも打率ともいうべき確率があるわけです。
実際にウイルスがいる検体を正しく陽性と判断する確率を感度、
ウイルスがいない検体を正しく陰性と判断する確率を特異度と言います。
検査にはそれぞれ特性があって、感度は高いけど特異度はイマイチとか
感度も特異度もそれなりに高いとか、各々の検査に特長があります。
イミュノクロマト法を用いた簡易迅速検査の場合は、
それぞれの検査でやや違いはあるものの、
感度も特異度もとても優れているわけではありません。
つまりは、見逃しや空振りが一定の割合で起きてしまうわけです。

長々と難しい話になってしまいました。すみません。
ですが、どんな検査もそのまま結果を鵜呑みにして良いわけではない
ということはご理解頂けましたでしょうか?
それは、イミュノクロマト法だけでなく、PCR法でも全く同じです。
検査の感度・特異度は高くなりますが、100%ではないわけです。
たとえ簡便に検査ができるようになったとしても、
正しい解釈方法を知らないと、検査結果に一喜一憂するだけになります。
場合によっては検査なんてしなければよかった、ということにも…。
検査を金科玉条のように考えるのはやめましょう。
検査はあくまで正確な診断を助けてくれるツールの1つです。

それは我々のような専門家でも全く同じことです。
検査ばかりあてにするようでは、よいお医者さんとは言えません。
お身体を診察させて頂いて、異常な所見がないか確認し、
いくつか可能性のある病気を疑って、そこで必要な検査をオーダーする。
我々が検査を頼りにするのは、病気かどうか可能性が微妙な時です。
ハナから頭にない(可能性の低い)病気のための検査はしません。
一方で、どう考えてもその病気の可能性が極めて高い時は、
やはり検査に頼ることはしません(検査をしないとは言いませんが)。
検査結果がどうであれ、病気の診断に影響はしないからです。
分かりやすいのでまたインフルエンザを例に挙げますが、
周りにインフルエンザの人がたくさんいて(濃厚接触していて)、
ご自身の症状にもインフルエンザを疑う所見がいくつも出ていれば、
あえて検査せずに「インフルエンザ」として治療することもあります。

その時その時で検査するしないを判断してオーダーしているわけです。

新型コロナウイルスの影響で、不安になるのはよく分かります。
少しでも症状があれば、検査して欲しくなる気持ちもよく分かります。
(実際、私自身も検査ができたらなぁと思うことは多々あります)
高齢者施設で働いていたりする方は、自分が他人に感染させないか、
たまらなく心配な状況で日々仕事をしていらっしゃると思います。
現在の日本全体の検査体制に不備あるのは確かに否めませんが、
だからと言って、クリニックで簡単に検査ができるようになっても、
問題の本質は何も解決しません。検査結果で一喜一憂したり、
何度も何度も検査して欲しいと病院に患者さんが押し寄せたり、
おそらく今の日本の状況を考えると、逆にパニックのネタを
作り出してしまうだけのようにさえ思います。

皆様にできること、それは何度も何度も繰り返しになりますが、
こまめな、入念な手洗いと咳エチケットを徹底することです。
極力、外出中は不用意にものに触らない、
外出して帰宅したら、石ケンを使って入念な手洗い、
かぜの症状がある方は、なるべく外出を控え自宅で療養しましょう。
何かに触れた後、不用意に眼や鼻に触れないようにしましょう。
また、自分が眼や鼻を触ってしまったら、すぐに手洗いしましょう。
鼻をかんだりした後も同様です。自分が保菌者である場合、
鼻水の中にもウイルスがいる可能性が高いです。
他人のだろうが自分のだろうが、体液に触れた後はやはり手洗いです。

以下、八王子市のホームページからの抜粋を再掲致します。
症状に不安のある方、まずは以下の番号にお電話にてご相談下さい。

1.新型コロナウイルス感染症に関する相談

(1)八王子市 新型コロナウイルス感染症に関するコールセンター
(電話番号)042-620-7253
(対応時間)9時から17時まで(土、日、休日を除く)

(2)東京都 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)03-5320-4509
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

(3)厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)0120-565653(フリーダイヤル)
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

2.以下のいずれかに該当する方の相談
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(高齢者、妊婦、持病のある方は2日程度)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
 

帰国者・接触者電話相談センター
平日の8時30分から17時15分まで
(電話番号)042-645-5195(八王子市保健所)

平日:17時15分から翌日8時30分まで
土、日、休日:終日
(電話番号)03-5320-4592(合同電話相談センター)

新型コロナ、中国の大規模データから見えてきたこと 2020.2.20

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

最近の更新は新型コロナ(COVID-19)のことばかりですみません。
でも、皆さんが今1番気になる情報だと思い、優先しています。

さて先日、中国疾病予防センターから大規模データが公表されました。

中国の72,314人以上を対象とし、その中で感染者は44,672人(61.8%)
全体の死亡数は1,023人、全体の死亡率は2.3%とのことです。
もう少し細かくデータを見てみますとー
 50歳台の死亡率 1.3%
 60歳台の死亡率 3.6%
 70歳台の死亡率 8%
 80歳以上の死亡率 14.8%
ーやはり高齢になるほど死亡率が飛躍的に高まっています。
逆に、40歳台以下の死亡率は0.3%程度であり、
10歳未満のお子さんに至ってはなんと死亡率0%です。
一般の方々からすると、死亡率○%って聞いてもピンときませんよね。
ちなみに、毎年寒くなると日本中を騒がせる季節性インフルエンザ、
あの伝染病の日本での死亡率はおよそ0.1%と言われています。
基礎疾患からみた死亡率ではー
 心血管疾患 10.5%
 慢性呼吸器疾患 6.3%
 高血圧 6%
 糖尿病 7.3%
 がん 5.6%
 (基礎疾患・持病なしでは0.9%)
ーやはり心臓や肺の病気を持っていたり、
糖尿病やがんなど免疫力が落ちてしまう病気を持っていると、
今回のCOVID-19は、恐ろしい感染症であるようです。
特に病院に定期的に通院しないといけないような方々にとっては、
かかってしまうと大きな問題を引き起こす可能性があると言えます。
一方で、これまでのデータから明らかになっていることは、
8割程度の方は発症から1週間程度のかぜ症状のみで治癒してしまう、
つまり、単なるかぜと見分けがつかない人が大勢いるということです。
さらに全く無症状でも、検査をすると陽性に出てしまう、
つまり、かぜ症状さえないけどウイルスを持っている人が大勢います。

こうなってくると、なかなか完全には防ぎようがありません。

40歳台以下の若くて持病のない方々にとっては、
単なるかぜとほとんど変わりないウイルス。
特に子どもにとっては、インフルエンザよりも怖くないかもしれない。
一方で、持病のある高齢者にとっては、かなり危険なウイルス。
これが現時点でのCOVID-19の特徴と言えます。
高齢社会の日本において、これは実はかなり大変なことです。
若い方々は単なるかぜだと思って、普段通りの生活を続け、
知らない間にウイルスを伝播してしまっているかもしれない。
世の中には大勢の高齢の方々がいて、知らない間に感染し、
ひとたび発症してしまうと重症化し、致死的になる方がいる。
高齢者と同居している若い世代の方々は、日本中にたくさんいます。
「かぜをひかないように」と、口で言うのは簡単ですが、
実際に、本当にかぜをひかないようにするにはとても難しいです。
健康な人でも平均して年1~2回程度はかぜをひくと言われています。
さらにこれから花粉症がひどくなる時期とも重なります。
かぜなのか花粉症なのかますます見分けがつかない状態になります。
日本人全体の、日頃からの衛生管理力が問われている、
と言ってもあながち言い過ぎではないかもしれません。

皆様にできること、それは何度も何度も繰り返しになりますが、
こまめな、入念な手洗いと咳エチケットを徹底することです。
1に手洗い、2に手洗い、3、4に手洗い、5も手洗い、です。
正しい方法で、帰宅時や調理前後など何度も繰り返し手洗いして下さい。
咳やくしゃみが出ている人は、マスクをしましょう。
マスクを切らしてしまっている場合には、ハンドタオルやティッシュ、
本当にどうしようもなければ腕の内側などで口と鼻を覆い、
他の人から顔を背けて、咳やくしゃみをしましょう。
咳やくしゃみを手で受け止めた場合は、またすぐに入念な手洗いです。
鼻水や痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てて下さい。

花粉症の症状でお困りの方、大変多いと思います。
でも、くれぐれもご自分の眼や鼻を自分の手で擦らないで下さい。
知らぬ間に手についたウイルスを粘膜に塗りつけているかもしれません。

以下、八王子市のホームページからの抜粋を再掲致します。
症状に不安のある方、まずは以下の番号にお電話にてご相談下さい。

1.新型コロナウイルス感染症に関する相談

 (1)八王子市 新型コロナウイルス感染症に関するコールセンター
(電話番号)042-620-7253
(対応時間)9時から17時まで(土、日、休日を除く)

(2)東京都 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)03-5320-4509
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

(3)厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)0120-565653(フリーダイヤル)
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

2.以下のいずれかに該当する方の相談
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(高齢者、妊婦、持病のある方は2日程度)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
 

 帰国者・接触者電話相談センター
平日の8時30分から17時15分まで
(電話番号)042-645-5195(八王子市保健所)

  平日:17時15分から翌日8時30分まで
土、日、休日:終日
(電話番号)03-5320-4592(合同電話相談センター)

【更新】COVID-19について 2020.2.18

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

2月16日にこのブログにアップしたCOVID-19の情報が、
あっという間に新しいものに変わってしまいました。
更新された最新情報を以下に載せます。現時点での最新ですが、
これもほんの数日で変わってしまう可能性は大いにあります。
最新情報は、厚労省や市町村のホームページでご確認下さい。

以下、厚生労働省のホームページからの情報です。

これまでとの大きな違いは、「渡航歴・接触歴」を
検査対象の条件から外したことです。

37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
強いだるさや息苦しさがある

※高齢者や基礎疾患のある方は、2日以上続く場合

この条件を満たす方は、帰国者・接触者相談センターに
まずはお電話でご相談下さい。(042-645-5195)
(残念ながら現時点でまだ八王子市のHPは変更されていません)
決して、むやみやたらに一般の医療機関を受診したり、
大勢が行き交う場所へ外出することはしないで下さい。

皆様にできるのは、入念な手洗いと咳エチケットの徹底です。

できる対策をきちんと講じて行動しましょう。
むやみやたらにCOVID-19を恐れる必要はありません。
正しく予防し正しく行動、手洗いを徹底的に心がけて下さい。

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 2020.2.16

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

さて、新型コロナウイルス感染症に関する情報が、
(以下COVID-19、コービッドナインティーンと読みます)
日々(時間単位で)更新されておりますね。
皆様の中には、いったいどの情報を信じればよいのか、
混乱している方も多くいらっしゃるかと思います。

ここまで分かっていることを整理しておきたいと思います。

この感染症に対して、正しく予防し正しく行動するために。

最初に感染が報告された中国では、すでに1600人以上の方が、
COVID-19感染症による肺炎で命を奪われております。
中国の感染者は検査で判明しているだけで6万人以上にのぼります。
検査されていない(無症状の)感染者の数はもっと多いはずです。

日本でもここ数日、渡航歴のない方々の感染が次々と判明しています。
すでに日本では渡航歴はアテにならない情報となっており、
COVID-19の拡大はより深刻な段階に突入していると言えます。

このCOVID-19、最初は一般的なかぜとほとんど症状は変わりません。
だるさ、発熱が多く、鼻水や咽頭痛よりは、咳が目立ちます。
これはCOVID-19が肺の奥深くにまず感染するからと言われています。

ほとんど多くの方は、これらの症状が1週間から10日程度継続した後、
快方に向かいます(あるいは無症状の方も多くいるようです)。
ただ中には、不運なことに、重症化してしまう方が確かにおります。
軽く済む人と重症化してしまう人の見分けは現時点では困難です。
もともと基礎疾患(糖尿病やがんなどの免疫不全状態)がある方々は、
比較的重症化しやすい傾向にあるようです。
一方で、乳幼児にはほとんど感染が起こらないとされているのも、
今回のCOVID-19の大きな特徴の1つです。

皆様にできること、それは何度も何度も繰り返し言われていますが、
こまめな、入念な手洗いと咳エチケットを徹底することです。
この徹底的にやる!というところが、難しいですがキモになります。
うがいやこまめな飲水も、ウイルス侵入を防ぐと言われていますが、
やはり1番は手洗いを徹底的にやることが効果的なようです。

1に手洗い、2に手洗い、3、4に手洗い、5も手洗い、です。
正しい方法で、帰宅時や調理前後など何度も繰り返し手洗いして下さい。

咳やくしゃみが出ている人は、マスクをしましょう。
マスクを切らしてしまっている場合には、ハンドタオルやティッシュ、
本当にどうしようもなければ腕の内側などで口と鼻を覆い、
他の人から顔を背けて、咳やくしゃみをしましょう。
咳やくしゃみを手で受け止めた場合は、またすぐに入念な手洗いです。
鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てて下さい。

以下、八王子市のホームページから抜粋させて頂きました。
感染の不安がある方は、以下の番号にお電話にてご相談下さい。

 

感染予防や有症状時の対応等、新型コロナウイルス感染症に関する相談

 (1)八王子市 新型コロナウイルス感染症に関するコールセンター
 (電話番号)042-620-7253
(対応時間)9時から17時まで(土、日、休日を除く)

 (2)東京都 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)03-5320-4509
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

 (3)厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)0120-565653(フリーダイヤル)
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

以下のいずれかに該当する方の相談
発熱や呼吸器症状があり、湖北省・浙江省に渡航または居住していた方
もしくは湖北省・浙江省に渡航、居住していた方と濃厚接触があった方

 帰国者・接触者電話相談センター
平日の8時30分から17時15分まで
 (電話番号)042-645-5195(八王子市保健所)

 平日:17時15分から翌日8時30分まで
土、日、休日:終日
 (電話番号)03-5320-4592

できる対策をきちんと講じて行動しましょう。
むやみやたらにCOVID-19を恐れる必要はありません。
正しく予防し正しく行動、手洗いを徹底的に心がけて下さい。

2月16日(日)LS無料公開セミナー中止のお知らせ 2020.2.14

おはようございます。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日は、誠に残念なお知らせです。

先にご案内しておりました日曜日のセミナーですが、
中国で発生した新型コロナウイルス感染症が
国内でも蔓延してきている現状を踏まえ、
今回は中止させて頂く方針と致しました。

すでにお申し込み頂いた方、楽しみにしていた方々には
本当に本当に申し訳ございません!
また連絡がギリギリになってしまったことにつきましても
心よりお詫び申し上げます。

本セミナーは、特に基礎疾患のあるご高齢の方々に
多数ご来場頂く可能性があるため、
大事をとって今回の対応とさせて頂きました。
なにとぞご理解頂けますと幸いです。

時期を改めて、糖尿病についてはお話させて頂きます。
またアナウンスさせて頂きますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

プロ野球界の巨星、旅立つ 2020.2.12

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

昨日、大きなニュースが飛び込んできました。

―野村克也氏 死去、享年84歳―

私は、高校に入ってから野球をはじめました。
野球を始めて読むようになったのが野村さんの著書でした。
野村克也といえば、言わずと知れた昭和の大打者。
戦後初の三冠王であり、通算657本の本塁打記録は、
王貞治氏に次ぐ日本歴代2位の大記録です。
同じ右打者として何かヒントになる教えがないかと、
最初は軽い気持ちで野村さんの本を読み始めました。
読み始めて感じたのは、野球の技術論以上に、
心構え、考え方、人としてどうあるべきかという人生論を、
とても重要視し大切にする方だなぁということでした。
今は自分の子どもにも、野村さんの著書を読ませています。
野球に限らず、その教えは人生の多くに当てはまります。

個の成績がチームに対する貢献になるのではなく、
勝利を目指して各々が取り組んだ結果が、個の成績になる

自分のためだけを考えて仕事をしても、成果は挙がりません。
世のため人のため、必要なことに力を合わせて尽力して初めて、
大きな成果とやりがいが得られるのだと思います。
そしてそれが、次の仕事のモチベーションに繋がります。

野村さんの著書から学んだ人生訓は、曲がりなりにも
自分の思考や行動、人生に息づいていると思います。
野村さんのような偉大な人にはなれませんが、
自分の周りの人たちの人生が少しでも幸せになるように、
日々精進して参りたいと思います。

どうか安らかに。

国立国際医療研究センターで勉強してきました 2020.1.30

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

先日、私と看護師2名とで勉強に行って参りました。
どこに?→国立国際医療研究センターです。
何のために?→今はまだお知らせできませんが、
当院で新しい取組を始めたいと考えております。
近日中に、皆様にお知らせできる予定です。

同センターには様々な診療科がありますが、
中でも感染症は、日本の中枢機関の1つです。
現在、世界に拡大中の新型コロナウイルス感染症、
患者さんの対応の最先端に同センターはいます。
私どもが勉強に伺った当日も、病院前には、
たくさんの報道陣が待機しておりました。
職員の皆様大変ご多忙の中、温かく迎えて下さいました。
1日だけでしたが、とても勉強になりました。
ご厚意頂き、本当にありがとうございました!
他の病院を見学すると、自分たちのやる気に繋がります。

さて、今回の勉強を踏まえて、現在鋭意準備中です。
まどろこしい書き方で大変恐れ入りますが、
準備が整いましたら、きちんと告知致します。

楽しみに待っていて下さい(笑)

2月16日(日)LSクリニック無料公開セミナー 2020.1.28

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日は、2月のセミナーのお知らせです。
今回は、生活習慣病シリーズ第2弾!
「糖尿病」についてお話をさせて頂きます。

『本当に怖い!?糖尿病のお話』

日時:2020年2月16日(日)10:15開場

10:30~11:30(およそ1時間の見込み)

場所:北原ライフサポートクリニック

参加費:無料!(ただし事前申込が必要です)

定員:40名

国民病として確固たる地位を築いてしまった糖尿病ですが、
その治療法はめまぐるしく進歩しています。
薬だけでなく、食事や運動の考え方も変わってきています。
糖尿病の基本的なお話から最新の治療まで、
わたくし和田が、楽しく分かりやすく解説します。

インターネットなどで色んな人が色んなことをいう時代。
いったいどの情報を信じたら良いのか分からん!という方。
職場健診で初めて糖尿病を指摘され途方にくれているあなた。
糖尿病との付き合いは長いけど、知識を刷新したい御仁。
皆さんが明日へ前向きに一歩踏み出せるTipsをご紹介します。

どうぞ皆様お誘い合わせの上、いらして下さいね!

総合診療科・2020年2月の休診情報 2020.1.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は2020年2月の当科休診情報をお知らせ致します。

2月はー

2日(日)

8日(土)~11日(祝)

16日(日)

22日(土)~24日(月)

ー以上が休診となります。
後日ご案内致しますが、16日(日)は当クリニックでセミナーです。
今回は糖尿病の最新の話題を1時間程度お話したいと思っています。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせでご確認下さいませ。

新型コロナウイルス感染拡大中! 2020.1.24

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今朝、国内2例目の新型コロナウイルス肺炎が
確認された、と厚生労働省から発表されました。
中国ではすでに20人弱の死亡者が出る事態に。

中国武漢の海鮮市場から始まった感染症が、
世界中で猛威を振るう事態に陥っています。
武漢市は現在、交通封鎖されている状況で、
人々は堪らなく不安な時間をお過ごしと察します。

コロナウイルス。聞きなれないかもしれませんが、
2002〜03年に重症急性呼吸器症候群(SARS サーズ)を
巻き起こしたウイルスと同じ種類のウイルスです。
今回のウイルス株はSARSとは別の新しい株のようです。
SARSほどは悪性度は高くないと言われていますが、
咳などによって人から人へ感染が拡大しています。
最初は「かぜ」と思うほど軽い症状で始まるため、
気づかずに周りへ感染が拡大してしまっています。

大変多くの外国からの旅行者が日本を訪れる昨今、
日本国内でも感染してしまう可能性はゼロではありません。
インフルエンザのみならず、この時期はいろんなウイルスが
流行しやすいです。当院でも「かぜ」の受診が増えています。

きちんと手洗い、うがい、しっかりマスク…

ちょっとした外出でもできる予防策は心がけて下さいね!

当院で胃カメラ・大腸カメラできます! 2020.1.19

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

以前にも当ブログでご案内しましたが、
よくお問い合わせ頂きますので、再度お知らせです。

当院で胃カメラ、大腸カメラの検査をお受け頂けます。
現在のところ、胃カメラは火、木、金曜日、
大腸カメラは金曜日に行わせて頂いております。
大腸はカメラの検査以外にもCTコロノグラフィという、
CTスキャンを使った検査も行っております。
CTの検査はほぼいつでもお受け頂くことが可能です。

胃のバリウム検査は何度もやったことがあるけど、
胃カメラは1度も受けたことがないという方!
カメラの検査は辛そう…と躊躇なさっている方!
当院は静脈麻酔を使った苦痛の少ない内視鏡検査も可能です。
また金曜日であれば胃カメラと大腸カメラを
同日にまとめて受けて頂くことも可能です。

昨日は埼玉県浦和市での学会に出席して参りました。
やっぱり勉強して刺激を受けると診療にも良い影響があります。

気になる方、どうぞお気軽にご相談下さいね!

厚労省 予防接種の間隔制限撤廃へ 2020.1.14

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

忙しい子育て世代の親御さん方には朗報です!

2020年1月11日付の日本経済新聞に載っていた記事です。
今年の10月からの、現時点では見込みにはなりますが、
これまで決められていた予防接種の間隔制限の一部が、
撤廃される方針で話が進められています。

日本では乳幼児の予防接種スケジュールを組むのは大変です。
不活化ワクチンなら6日以上、生ワクチンなら27日以上、
各予防接種の間隔をあけないといけない規則があるためです。
一方で、同日の複数ワクチン接種は医師の裁量で可能でした。
ただでさえ接種計画を立てるのが複雑なのに、
仕事をしている方はなお大変です。仕事の合間をみながら、
お子さんが熱を出したりしないように祈る気持ちで、
予防接種の予約をとっていた親御さんも多いと思います。

全部ではないですが、一部でも間隔制限が解除されることで、
予防接種計画が組みやすくなり、摂取率向上も期待できます。

これについては、正式な方針が決定・発表されたら、
改めてご報告したいと思います。期待して待ちましょう。

ちなみに、乳幼児の予防接種スケジュールを組むのに、
大変参考になるホームページがありますのでご紹介します。

「Know VPD!」 https://www.know-vpd.jp/children/

予防接種スケジュールだけでなく、予防接種に関すること、
皆さんが抱かれるちょっとした疑問などがまとまっています。

フィリピンで火山が噴火! 2020.1.13

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

新年早々から世界では不穏なニュースが相次いでますが、
個人的に1番心配しているのがこのニュースです。

フィリピンの首都マニラ近郊にあるタール火山が噴火

今後、さらに大きな噴火が起きる可能性もあるようです。
マニラの航空機運航が全面的にストップしています。
何より火山灰による被災・健康被害が大変心配です。
噴火の規模が大きくなれば日本にも影響が出るでしょう。
被災者の方々の無事をただただ祈るばかりです。

こういう事態の時に、必要に応じてサッと支援に入る。
すぐにできなくても、いつも意識していたい!と思います。

今年もよろしくお願い申し上げます 2020.1.1

新年明けましておめでとうございます。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
自分自身、健康に新年を迎えられたことに心から感謝です。
皆さんはどんなお正月をお過ごしでしょうか?

私は家族と初詣に行きました。
おみくじをひいたら「中吉」でした。
コツコツ頑張っているといいことある、と書いてありました。
また今年もささやかながら頑張りたいと思います。

新年は1月4日(土)より診療を開始します。
改めまして、本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

総合診療科・2020年1月の休診情報 2019.12.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は2020年1月の当科休診情報をお知らせ致します。
一部変則的なお休みになります。ご了承下さい。

1月はー

1日(祝)~3日(金)

5日(日)

9日(木)

12日(日)~14日(火)

19日(日)

25日(土)~27日(月)

29日(水)

ー以上が休診となります。
9日(木)14日(火)29日(水)が変則的なお休みです。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせでご確認下さいませ。

メリークリスマス! 2019.12.25

こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日は25日クリスマスですね。
私は診療が終わってから、髪を切りに行きました。
さっぱりした気持ちで新年を迎えたいと思います。
今年1年いろんな方々に支えられて頑張ることができました。
患者さんからもたくさん励ましと感謝を頂戴しました。
ひとりひとりの方から学ばせて頂くことがたくさんあります。
来年もまた、皆様の健康と人生をサポートできるよう、
できることをコツコツと頑張っていきたいと思います。

インフルエンザだけでなく、様々な「かぜ」が増えています。
年末年始、体調を崩さないよう、気をつけて下さいね。
手洗い、うがい、マスク、大切です!

ひき続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

学会に参加しました 2019.12.15

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日は日曜日。診療はお休みを頂いておりましたので、
勉強のために学会に参加して参りました。
お話は本当に目からウロコのためになるお話ばかりでした。
明日から早速診療に活かせるヒントをたくさん頂きました!

当院では胃カメラ、大腸カメラの検査をお受け頂けます。
今のところ胃カメラは火、木、金曜日、
大腸カメラは金曜日に行わせて頂いております。
大腸はカメラの検査以外にもCTコロノグラフィという、
CTスキャンを使った検査も行っております。
CTの検査はほぼいつでもお受け頂くことが可能です。

胃のバリウム検査は何度もやったことがあるけど、
胃カメラは1度も受けたことがないという方!
当院は静脈麻酔を使った苦痛の少ない内視鏡もできます。
金曜日であれば胃と大腸同時に受けて頂くことも可能です。
気になっている方は、どうぞご相談下さいね!

ひき続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

たくさん刺激を受けました 2019.12.13

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

過日、診療後に都心まで赴き、とある研究会にて
当法人の取組についてお話させて頂く機会を頂きました。
自分の話を多くの方が聴いて下さるのも嬉しいですが、
自分の知らない世界の最先端の話を生で聴くことができて、
大変刺激を受けましたし、とても勉強になりました。
医療者はとかく医療の外の世界に疎くなりがちですが、
やはり世界で何が起きているか、知ることは大切ですね。

たくさん刺激を頂いて、また明日から頑張ります!

今年も残すところあとわずかとなりましたが、
ひき続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

総合診療科・12月の休診情報(追加) 2019.12.10

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

以前、12月の当科休診情報をお知らせしましたが、
追加情報がございますのでお知らせ致します。

12月はー

1日(日)

7日(土)~9日(月)

15日(日)

21日(土)~23日(月)

28日(土)~31日(火)

ー以上が休診となります。
長期不在の予定は今のところございませんが、
年内最終診療日は12月27日(金)となります。
また13日(金)と27日(金)の最終受付は16時までとなります。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さらに年始の診療開始日は1月4日(土)の予定です。

クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせでご確認下さいませ。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます 2019.12.4

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日、大変衝撃的なニュースが飛び込んで参りました。

「アフガニスタンで銃撃された中村哲医師死亡」

本当に本当に、ただただショックで言葉が見当たりません。

私が心から尊敬する、数少ない憧れの存在でした。
人生を賭してアフガン復興に取り組まれたこと
いつも現地の人々の目線で考え行動されておられたこと
医療という枠を越えて社会を善くするために活動されたこと

彼こそが真の「総合診療医」なのだと思っております。
こういう方が、銃1つで倒れてしまう世の中…
本当に本当に残念です。

私は私のできることをやり続ける覚悟です。
在り来たりな言葉ですが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

(お写真はWikipediaより引用させて頂きました)

12月1日(日)フレイルセミナー開催しました! 2019.12.3

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

ご案内した無料公開セミナーを無事開催することができました。
当日ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

今回はフレイルをテーマに1時間程度お話をさせて頂きました。
なじみの薄い言葉かもしれませんが、要は要介護予備群のこと。
今後ご自身が要介護状態に陥らないようにするために、
今からできること、やるべきことをお伝え致しました。

多くの方にご来場頂き、心より感謝申し上げます。
体操など交えながらのあっという間の楽しい1時間でした。
当クリニックでは今後も定期的にセミナーを開催します。
テーマは様々ですが、皆様の健康に役立つ情報満載です!
ご都合があえばぜひご参加頂けますと幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

【再告知】12月1日(日)無料公開セミナー 2019.11.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

期日が近づいて参りましたので、改めてセミナーのご案内です。
12月1日(日)にLSクリニックで無料公開セミナー開催します。

日時:12月1日(日) 10:15開場 10:30開始 11:30終了

場所:北原ライフサポートクリニック

テーマ:フレイルについて

いま何かと話題になっている「フレイル」について、

~カラダふるえる!?ココロにふれる?~
 フレイル症候群のおはなし

と題して、わたくし和田がお話させて頂きます。
フレイルとは、いわば要介護状態の前段階。
寝たきりなるのを避けるためにはどうしたらよいのか、
カラダとココロを動かしながら、一緒に楽しく学びましょう!

当クリニックのホームページから事前申込ができます。
セミナーへの参加ご希望の方は、お申込をお願い致します。
また当日は、動きやすい服装でご来場頂けると幸いです。
いくつかチェックテストをしたり、ストレッチ・体操をします。

フレイルについて正しく理解し、寝たきりを予防しましょう!
皆さんのご来場心よりお待ちしております。

総合診療科・12月の休診情報 2019.11.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は、12月の当科休診情報をお知らせします。

せっかくお時間を作ってご来院頂いたのに、
総合診療科を受診できない…ということを避けるために。

12月はー

1日(日)

7日(土)~9日(月)

15日(日)

21日(土)~23日(月)

28日(土)~31日(火)

ー以上が休診となります。
長期不在の予定は今のところございませんが、
年内最終診療日は12月27日(金)となります。
もし当科受診をご希望の場合は、その前にお願い致します。
また年始の診療開始日は1月4日(土)の予定です。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせでご確認下さいませ。

12月1日(日)セミナー開催します 2019.11.15

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

本日はLSクリニックセミナーのご案内です。
12月1日(日)にLSクリニックで無料公開セミナー開催します。

日時:12月1日(日) 10:15開場(予定) 10:30開始

場所:北原ライフサポートクリニック

テーマ:フレイル症候群について

いま話題になっている「フレイル」につきまして、

~カラダふるえる!?ココロにふれる?~
 フレイル症候群のおはなし

と題して、わたくし和田がお話させて頂きます。
途中、少々カラダを動かして頂くつもりでおりますので、
動きやすい服装でご来場頂けると幸いです。
フレイルについて正しく理解し、寝たきりを予防しましょう!
皆さんのご来場心よりお待ちしております。

【変更あり!】総合診療科・11月の休診情報 2019.11.14

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

以前お知らせした11月の当科休診情報に変更がございます。

以前は16日(土)~25日(月)休診としておりましたが、

19日(火)~22日(金)は通常通り診療を行います。

16日(土)~18日(月)と

23日(土)~25日(月)は休診となります。

直前の変更お知らせとなり、大変申し訳ございません。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせをご覧下さいませ。

北原フェス、終了しました 2019.11.11

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

10日(日)北原リハビリテーション病院を会場として、
当法人のお祭り「北原フェス」が開催されました。
たくさんの方にお越し頂き、大盛況でした。
今年は1600人超の方々にご来場頂いたようです。

本当にありがとうございました!
また来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

「クスリはリスク」のことも… 2019.10.28

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

普段からありますが、ここ数日特に薬の相談が増えています。
お話を伺うと皆さん口を揃えて「テレビを見て…」と仰る。
ある番組で、薬をたくさん飲むことの弊害が特集されたそうです。
番組では「6種類以上」薬を飲むと副作用が心配と言っていたと。

ご存知の通り、薬には効果を期待する反面、副作用もあります。
私も、特にご高齢の方には、極力不要な処方は差し控え、
いつも処方内容を整理するように心がけています。

患者さんの中には、薬のリスクを過度に恐れすぎる方もいれば、
逆に、少しでも症状があるとすぐに薬に頼りたがる方もいます。
いつも、薬のメリットデメリットをバランス良く考え、
必要な薬は正しく飲む、不要な薬は漫然と飲まない、ことが大切。

ちなみに「6種類以上」というのは、あくまで目安です。
もっと少ない数でも副作用が強く出る方もいますし、
10種類以上飲んでいても副作用が出ない方もたくさんいます。

治療上絶対に必要な薬が6種類以上になることも多々あります。
きちんと担当の先生とご相談の上、処方の調整をして下さい。
ご自身の判断で勝手に薬を飲むのをやめてしまったり、
今日は調子がよくないからと逆にたくさん飲んでしまったり、
薬の自己調整は本当に危険なので、絶対におやめ下さい!

何か気になることがあれば、いつでも遠慮なくご相談下さい。
ご自身の健康のために、賢くわたしたちを利用して下さいね。

総合診療科・11月の休診情報 2019.10.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は、11月の当科休診情報をお知らせします。

せっかくお時間を作ってご来院頂いたのに、
総合診療科を受診できない…ということを避けるために。

11月はー

2日(土)~4日(月)

10日(日)

16日(土)~25日(月)

ー以上が休診となります。特に16~25日はまた長期不在です。
カンボジア・サンライズジャパンホスピタルへの出張です。
もし当科受診をご希望の場合は、その前後にお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせをご覧下さいね。

11月10日(日)北原フェス開催します! 2019.10.4

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

10月になりました。秋ですね。何でも美味しく感じます。

減量に励んでいる方には、油断ならない時期になってきました。
食べものは美味しいし、寒くなるとカラダの代謝も落ちます。
夏場にせっかく減った体重が…なんてことにならないように
どうぞ気をつけて下さいね。

さて、そんなことを書いた後に、何とお祭りの宣伝です(笑)
当グループ主催フェスをリハビリテーション病院で開催します。

 

日時:11月10日 日曜日 10時~16時30分

場所:北原リハビリテーション病院

参加費:無料 申込み:不要

医療を楽しめ!!北原フェス2019開催決定!

 

 

当日はJR八王子駅北口から無料送迎バスが運行されます。
会場に駐車場はないため送迎バスか公共交通をご利用下さい。

病院でお祭りなんて…楽しいの?…とお思いのそこのあなた!
そういう方にこそぜひご来場頂きたいのがこの北原フェスです。

無料で受けられる簡易健康チェック

北原グループとコラボしている企業のAIやロボット・VR体験

ふれあい動物コーナー

八王子の飲食店による「食フェス」

学生による「ソーシャルデザインコンテスト」

八王子の商店街やNPOの出展

などなど、大人から子供まで楽しめるイベントが盛りだくさん!
当日は、私もどこかで皆さまのおもてなしをする予定です。
どうぞよろしくお願い致します。

総合診療科・10月の休診情報 2019.9.27

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回は、10月の休診情報をお知らせします。

せっかくお時間を作ってご来院頂いたのに、
総合診療科を受診できない…ということを避けるために。

10月はー

6日(日)
12日(土)~22日(火)
27日(日)

ー以上が休診となります。特に12~22日は長期に不在にします。
もし当科受診をご希望の場合は、その前か後にお願い致します。
ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

クリニック全体のお休みや他科の休診情報は、
ホームページのお知らせをご覧下さい。

総合診療科を上手に使う 2019.9.18

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

今回で3回目の投稿です。ゆっくり気ままに続けます。

長らく総合診療に携わっているといろいろな方がお見えになります。
中には積年の辛い症状をまくし立てるようにお話下さる方もいます。
辛い症状をその場で1度に全て解決できればそれは理想的ですが、
現実的にはなかなかそういうわけにはいきません。

我々医師も頭の中でいろいろな病気を想定しながら、
患者さんがお話下さる情報を整理し取捨選択しながら、
いま困っていらっしゃる症状の原因に迫ろうと努力します。

賢く我々を利用して頂くために、皆さんにコツを1つお伝えします。
それは「今困っている症状を時系列で書き出すこと」です。
1.いつからどんな症状が出ているのか
2.その症状はだんだんひどくなっているのか変わらないのか
3.その症状を和らげるためにどんなことをしたか
そして、飲んでいるお薬の内容がわかると、非常に助かります。
こうやって経過を整理することは、医療者を助けるだけでなく、
ご自身の頭や気持ちの整理にもなります。

ご自身の健康のために、賢くわたしたちを利用して下さいね。

そもそも総合診療科って何よ? 2019.9.10

こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

さて、前回から時間が空いてしまいましたが、2回目の投稿です。

唐突ですが、患者さんとお話をすると、よくこんなことを言われます。

「自分の症状は、何科を受診したらよいか分からなくて…」
「あちこち病院行ったけど、どこ行ってもうちじゃないと言われ…」
「あっちもこっちも悪いから、まとめて診てもらおうと思いました」
「そもそもここの総合なんちゃら?って、何を診てくれるんだい?」

世の中には、なかなかスパッと割り切れない問題がたくさんあります。

人間のカラダも当然そうで、あたまとおなかが同時に痛くなる、
なーんてことは、ザラにあったりするわけです。

そんな時に、あたま→脳神経外科、おなか→消化器内科、
と受診して頂いてもなんら悪くはないのですが、
やっぱりいっぺんに済ませられたらいいなぁと思うのが人の心情。

医学的にみても、同時に出てきた症状は関連していることが多いので、
同じ医師が診察した方がメリットが大きいことが多いです。

そういう時に頼って頂きたいのが「総合診療科」です。
すごく端的に言うと、とりあえず何でも診ますので困ったらどうぞ、
というのが当クリニックの総合診療科です。

骨や関節、筋肉に関する整形外科的なこと、皮膚や爪のトラブル、
あたまからつま先まで、赤ちゃんから100歳の高齢者まで、
カラダに関することなら、誰のどんな問題でも診ます。

ひとまず私のところで診察をさせて頂いて、
必要があれば、専門の先生方にご紹介をさせて頂きます。

ですので、カラダのことで何か困ったことがあれば、
ひとまず私のところに相談にいらして下さいね。

すぐに、その場で、納得の行く答えは出ないかもしれませんが、
皆さんのカラダが少しでも良くなるようにお手伝いさせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。

総合診療科、ブログはじめました。 2019.8.28

こんにちは。

北原ライフサポートクリニック総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

 

このたび、私たちのクリニックや総合診療科について、

もっと良く知って頂き、皆さんに親しみを持って頂くために、

患者さんや一般の方々に向けたブログを始めることに致しました。

 

単に病気のことだけでなく、日常的な医療や介護の問題、

いま世の中で話題となっている医療医学ネタなど、

医療を絡めたことなら何でも扱う総合コンテンツをお届けします。

もしかするとそのうち、医療と関係ないことまで書き出すかも(笑)

 

今のところ週1回程度の更新を目標にしています。

あまり気張らずに細く長く続けたいと思っています。

悪しからずご容赦下さいませ。

 

それでは、これからどうぞよろしくお願いします。

 

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