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新型コロナ、中国の大規模データから見えてきたこと

 

 


こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

最近の更新は新型コロナ(COVID-19)のことばかりですみません。
でも、皆さんが今1番気になる情報だと思い、優先しています。

さて先日、中国疾病予防センターから大規模データが公表されました。

中国の72,314人以上を対象とし、その中で感染者は44,672人(61.8%)

全体の死亡数は1,023人、全体の死亡率は2.3%とのことです。
もう少し細かくデータを見てみますとー
 50歳台の死亡率 1.3%

 60歳台の死亡率 3.6%

 70歳台の死亡率 8%

 80歳以上の死亡率 14.8%

ーやはり高齢になるほど死亡率が飛躍的に高まっています。

逆に、40歳台以下の死亡率は0.3%程度であり、

10歳未満のお子さんに至ってはなんと死亡率0%です。
一般の方々からすると、死亡率○%って聞いてもピンときませんよね。
ちなみに、毎年寒くなると日本中を騒がせる季節性インフルエンザ、
あの伝染病の日本での死亡率はおよそ0.1%と言われています。

基礎疾患からみた死亡率ではー

 心血管疾患 10.5%

 慢性呼吸器疾患 6.3%

 高血圧 6%

 糖尿病 7.3%

 がん 5.6%

 (基礎疾患・持病なしでは0.9%)

ーやはり心臓や肺の病気を持っていたり、
糖尿病やがんなど免疫力が落ちてしまう病気を持っていると、
今回のCOVID-19は、恐ろしい感染症であるようです。
特に病院に定期的に通院しないといけないような方々にとっては、
かかってしまうと大きな問題を引き起こす可能性があると言えます。

一方で、これまでのデータから明らかになっていることは、

8割程度の方は発症から1週間程度のかぜ症状のみで治癒してしまう、

つまり、単なるかぜと見分けがつかない人が大勢いるということです。

さらに全く無症状でも、検査をすると陽性に出てしまう、

つまり、かぜ症状さえないけどウイルスを持っている人が大勢います。

こうなってくると、なかなか完全には防ぎようがありません。

40歳台以下の若くて持病のない方々にとっては、
単なるかぜとほとんど変わりないウイルス。
特に子どもにとっては、インフルエンザよりも怖くないかもしれない。
一方で、持病のある高齢者にとっては、かなり危険なウイルス。

これが現時点でのCOVID-19の特徴と言えます。

高齢社会の日本において、これは実はかなり大変なことです。

若い方々は単なるかぜだと思って、普段通りの生活を続け、

知らない間にウイルスを伝播してしまっているかもしれない。
世の中には大勢の高齢の方々がいて、知らない間に感染し、

ひとたび発症してしまうと重症化し、致死的になる方がいる。

高齢者と同居している若い世代の方々は、日本中にたくさんいます。

「かぜをひかないように」と、口で言うのは簡単ですが、

実際に、本当にかぜをひかないようにするにはとても難しいです。

健康な人でも平均して年1~2回程度はかぜをひくと言われています。

さらにこれから花粉症がひどくなる時期とも重なります。

かぜなのか花粉症なのかますます見分けがつかない状態になります。

日本人全体の、日頃からの衛生管理力が問われている、

と言ってもあながち言い過ぎではないかもしれません。

皆様にできること、それは何度も何度も繰り返しになりますが、
こまめな、入念な手洗いと咳エチケットを徹底することです。
1に手洗い、2に手洗い、3、4に手洗い、5も手洗い、です。
正しい方法で、帰宅時や調理前後など何度も繰り返し手洗いして下さい。
咳やくしゃみが出ている人は、マスクをしましょう。
マスクを切らしてしまっている場合には、ハンドタオルやティッシュ、
本当にどうしようもなければ腕の内側などで口と鼻を覆い、
他の人から顔を背けて、咳やくしゃみをしましょう。
咳やくしゃみを手で受け止めた場合は、またすぐに入念な手洗いです。
鼻水や痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てて下さい。

花粉症の症状でお困りの方、大変多いと思います。
でも、くれぐれもご自分の眼や鼻を自分の手で擦らないで下さい。
知らぬ間に手についたウイルスを粘膜に塗りつけているかもしれません。

以下、八王子市のホームページからの抜粋を再掲致します。
症状に不安のある方、まずは以下の番号にお電話にてご相談下さい。

1.新型コロナウイルス感染症に関する相談

 (1)八王子市 新型コロナウイルス感染症に関するコールセンター
(電話番号)042-620-7253
(対応時間)9時から17時まで(土、日、休日を除く)

(2)東京都 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)03-5320-4509
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

(3)厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
 (電話番号)0120-565653(フリーダイヤル)
(対応時間)9時から21時まで(土、日、休日を含む)

2.以下のいずれかに該当する方の相談
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(高齢者、妊婦、持病のある方は2日程度)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
 

 帰国者・接触者電話相談センター
平日の8時30分から17時15分まで
(電話番号)042-645-5195(八王子市保健所)

  平日:17時15分から翌日8時30分まで
土、日、休日:終日
(電話番号)03-5320-4592(合同電話相談センター)


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