こんにちは。
北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。
普段からありますが、ここ数日特に薬の相談が増えています。
お話を伺うと皆さん口を揃えて「テレビを見て…」と仰る。
ある番組で、薬をたくさん飲むことの弊害が特集されたそうです。
番組では「6種類以上」薬を飲むと副作用が心配と言っていたと。
ご存知の通り、薬には効果を期待する反面、副作用もあります。
私も、特にご高齢の方には、極力不要な処方は差し控え、
いつも処方内容を整理するように心がけています。
患者さんの中には、薬のリスクを過度に恐れすぎる方もいれば、
逆に、少しでも症状があるとすぐに薬に頼りたがる方もいます。
いつも、薬のメリットデメリットをバランス良く考え、
必要な薬は正しく飲む、不要な薬は漫然と飲まない、ことが大切。
ちなみに「6種類以上」というのは、あくまで目安です。
もっと少ない数でも副作用が強く出る方もいますし、
10種類以上飲んでいても副作用が出ない方もたくさんいます。
治療上絶対に必要な薬が6種類以上になることも多々あります。
きちんと担当の先生とご相談の上、処方の調整をして下さい。
ご自身の判断で勝手に薬を飲むのをやめてしまったり、
今日は調子がよくないからと逆にたくさん飲んでしまったり、
薬の自己調整は本当に危険なので、絶対におやめ下さい!
何か気になることがあれば、いつでも遠慮なくご相談下さい。
ご自身の健康のために、賢くわたしたちを利用して下さいね。