こんにちは。
北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。
西の方から梅雨の足音がひたひた…いやドダドダと。
今週末は広い範囲で激しい雨に注意が必要なようです。
蒸し暑いジメジメとした時期に気を付けるべきもの。
それは、、、熱中症です!
いやいや熱中症の時期はまだ先でしょ?と思ったあなた。
下のグラフ見てください。え?字が小さくて読めない?
いろいろ試したんですけど、図が大きくなりませんでした。
何となく雰囲気だけでも…誠に申し訳ございません…。
これは熱中症救急搬送についてまとめた総務省のデータです。
確かに熱中症の救急搬送のピークは7月と8月なのですが、
実は6月からジワジワ増えてきているわけです。
ピーク時には月に1万人以上が救急搬送されています。
皆さんいまは新型コロナウイルスに気をとられていますが、
夏の熱中症はコロナの比ではないほど恐ろしいのです。
もうひとつ別のグラフをご覧ください。
え?これはもっと字が小さい?…本当に申し訳ございません!
これは都道府県別の熱中症救急搬送状況をまとめたものです。
本当に字が小さくて、何が書いてあるのか全く読めません(笑)
お伝えしたかったのは東京では年間1万人近くの方が、
熱中症で救急搬送されているんですよ、ということです。
熱中症が重症化しやすいと言われているのは、
小さいお子さんと持病をもっているご高齢の方です。
もちろんその年の暑さによって変動は大きいのですが、
多い年では年間1000人以上の方が、熱中症で亡くなっています。
新型コロナで亡くなる方より多いくらいですよね。
さて、熱中症予防のポイントを以下にまとめてみました。
こまめに水分補給
エアコン・扇風機で空気を流す
部屋の風通しを良くする
シャワーや冷たいタオルで身体を冷却
涼しい服装、 外出時は日傘、帽子を着用
あとは、汗をたくさんかく時には多少の塩分補給も必要です。
高血圧で治療している方は節塩!と言われているでしょうが、
大量に汗をかいている場合には塩も必要になります。
汗をかくことを嫌がってはいけません。
汗がかけるカラダになっておかないと熱を発散できないからです。
何より規則正しくきちんと食事・睡眠をとることも、
カラダの基礎的な体力を維持するのには大変重要です。
6月のうちから、熱中症に強いカラダ作りに勤しみましょう!