こんにちは。
北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。
昨日、大きなニュースが飛び込んできました。
―野村克也氏 死去、享年84歳―
私は、高校に入ってから野球をはじめました。
野球を始めて読むようになったのが野村さんの著書でした。
野村克也といえば、言わずと知れた昭和の大打者。
戦後初の三冠王であり、通算657本の本塁打記録は、
王貞治氏に次ぐ日本歴代2位の大記録です。
同じ右打者として何かヒントになる教えがないかと、
最初は軽い気持ちで野村さんの本を読み始めました。
読み始めて感じたのは、野球の技術論以上に、
心構え、考え方、人としてどうあるべきかという人生論を、
とても重要視し大切にする方だなぁということでした。
今は自分の子どもにも、野村さんの著書を読ませています。
野球に限らず、その教えは人生の多くに当てはまります。
個の成績がチームに対する貢献になるのではなく、
勝利を目指して各々が取り組んだ結果が、個の成績になる
自分のためだけを考えて仕事をしても、成果は挙がりません。
世のため人のため、必要なことに力を合わせて尽力して初めて、
大きな成果とやりがいが得られるのだと思います。
そしてそれが、次の仕事のモチベーションに繋がります。
野村さんの著書から学んだ人生訓は、曲がりなりにも
自分の思考や行動、人生に息づいていると思います。
野村さんのような偉大な人にはなれませんが、
自分の周りの人たちの人生が少しでも幸せになるように、
日々精進して参りたいと思います。
どうか安らかに。