MRI(磁気共鳴画像診断装置)は、強力な磁場および高周波電磁波を用いて体内を撮影する検査となります。
磁性パウダーを含むネイル(ラメが配合されたジェルネイル・マグネットネイル・フラッシュネイル・マニキュア等)を装着した状態でMRIを行う場合、以下のような安全上のリスクが報告されております。
1.爪周囲の発熱、熱傷の可能性
ネイル内の磁性体(金属粒子)が電磁波により加熱し、爪やその周囲皮膚に火傷を生じる可能性があります。
2.磁場によるネイルの引き寄せや振動
磁場との相互作用により、ネイルが振動したり、爪から剥がれることがあります。
3.画像への影響
磁性体が画像に影響を与え、診断に支障をきたす場合があります。
4.装置への影響の可能性
ネイル素材の一部が剥離し、MRI装置を汚損・損傷させる恐れがあります。
上記のリスクを回避するためには、原則としてネイルの除去が推奨されておりますが、専用の薬品や機械を使用して時間をかけて除去をする必要があるため、検査直前に除去をすることはできません。
万が一、当日の検査案内が難しい場合は、後日へのご案内となりますので、予めご了承ください。
皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。