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いいぞ!みんな頑張っているよ!

 

 


こんばんは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

中国武漢から始まったCOVID-19の拡大で世界が燃えています。
欧米各国が入国制限や国境封鎖をしていますが、
すでに国内の感染が制御不能な状況に陥っている国もあります。

あるテレビ番組でのイタリア人医師の言葉がとても印象的でした。

「当初、少し長引く単なるかぜくらいに考えて、
医療者でさえ、適切な予防処置を取らない人がたくさんいた。」

欧米では、中国の風土病くらいにしか思わなかったのでしょう。
あらら~東アジアで大変なことが起きているなぁ、くらいに。
しかしながら、武漢から世界への拡がり方を考えた時、
これは日本の初期対応にも当てはまることですが、
我々はもっともっと慎重に考えるべきでした。
日本は幸い今のところ、そういう状況にはなっていませんが、
日本が今の欧米と同じような悲惨な状況に陥っていたとしても、
何ら不思議なことではなかったと思っています。

イタリアでは、押し寄せる患者で病院がパンク、医療者が疲弊し、
まさに絶望的な医療崩壊が起きているようです。
もし、20歳の重症患者さんが運ばれてきてしまったら、
人工呼吸器を確保するために、80歳の患者さんの人工呼吸器を外す。
20歳の患者さんの命を救うために、その人工呼吸器を使う。
そういう文字通り究極の選択をしなくてはならない。
医療者として、これは筆舌に尽くしがたい地獄です。

ただ確かに、「トリアージ」とはそういうもので、
限られた医療資源を救命可能性の高いところに優先させるのです。
ーいやいや、「命は平等」ではないのですかー
もちろん、そうあるべきですし、それを目指すべきですが、
現実として、このような緊急事態に直面した時、
命はある意味一列に横並びにされ、優先順位をつけられる。
いや、つけざるを得ない状況なわけです。
1人でも多くの命を救おうとした時、こういうことが起こります。
その方法が良いとか悪いとか、誰が正しいとか正しくないとか、
絶対的な結論が出るようなそんな単純な問題ではありません。
そして、これは日本においても、決して対岸の火事ではないんです。
イタリアのような荒んだ状況に陥るのを絶対に防ぐために、
皆さんひとりひとりの日々の我慢、心がけ、努力が必要不可欠です。

幸い、今のところ日本では、爆発的な感染拡大は起きていません。
検査がどうだとか、いろいろとその要因は分析されているようですが、
私は皆さん1人1人の心がけ、日頃の行動の賜物だと思っています。
日本中の子供たちが我慢し、社会人がイベントを自粛自制し、
手洗いはじめやるべきことを粛々とやっている結果だと思います。
もちろん、不幸にもお亡くなりになった方はいます。
手放しに良かった!なんてとても言えない状況なのは当然です。
それでも、日本は確かに何とか持ちこたえている状況です。

皆さんひとりひとりの頑張りの結果がちゃんと出ていますよ!
まだまだ先は見えませんが、もう少しこの努力を続けましょう!

私は、心の底から日本中にそう叫びたいと思います。
いいぞ!みんな頑張っているよ!


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