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ウイルスよりも怖いもの、それは…

 

 


こんにちは。

北原LSC総合診療科の和田吉生(わだよしき)です。

COVID-19はまだまだ拡大傾向が続いていますね。
韓国や日本だけでなく、米国、イタリア、イランなどでも
急激に感染者数が増加しているようです。

でも僕は、この新型コロナウイルス感染症自体よりも
何倍も何十倍も怖いなぁ…と感じてしまうものがあります。

それは、「冷静さを失った人々の行動」です。

嘘かホントか分からない怪しげな情報をどんどん拡散したり、
ドラッグストアに長蛇の列を作って店員を怒鳴り散らしたり、
マスクの取り合いや咳エチケットのことでケンカをしたり、
デマに踊らされて不足しない日用品を買い占めたり…。

これに便乗して、フリマサイトでマスクを高値で転売したり、
やれ〇〇がよいと、いかがわしい商品を高値で売ったり、
不届き者もあちらこちらに暗躍しているような状況です。

挙げ句の果てには、WHOの言うことは信じられない、とか
政府はオリンピックのために感染を隠蔽している、とか
専門家の言うことにも疑心暗鬼になっている人々もいます。

そんな中でとても興味深いブログ記事を見つけました。
https://bonsenpai.com/coronavirus-in-italia0228?
1630年、イタリアで流行った「黒死病」の様子を
イタリアの国民的文学作家のマンゾーニが記述しています。

外国人を危険と見なし、当局間は激しい衝突
最初の感染者をヒステリックなまでに捜索し、
専門家を軽視し、感染させた疑いのある者を狩り、
デマに翻弄され、愚かな治療を試し、
必需品を買い漁り、そして医療危機…

およそ400年も前のイタリアの状況です。日本は江戸時代初期。
残念ながら、21世紀の日本でもほとんど全く同じ状況です。
殺し合いをしないだけやや進歩したのかもしれませんが、
不安から周りが見えなくなり、他人を傷つける点は一緒です。
文明が発達し、世の中がこれほど便利になった現代でも、
人間の本質は、これっぽっちも変わっていないんだなと思います。

僕たちは、いいかげん学ばないと行けません。
目の前に突然、危機的な状況が訪れてしまった時、
我々はどういうあやまちに走ってしまいがちなのか、
そして、どうすれば冷静に秩序を守った行動が取れるのか、
どうすれば、最大多数の命と幸せを守ることができるのか。


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