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一時救命処置コースに参加してきました〜取り直しインストラクターへの道〜

 

 


こんにちは。
総合診療科の高妻(こうづま)です。
本当ははしごだかの「髙」ですが、なかなか変換されないので便宜上、こちらでは「高」で統一させていただきます。

さて、最近急に暑くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

自分は最近、一次救命処置コースに参加してきましたので今回はそのお話を。

いきなり「一次救命処置」といっても、何のことかよくわからない方も多いと思いますので、まずはこの処置について簡単に説明させていただきます。

例えば、駅のホームで目の前の人が急に胸を押さえて倒れたとしましょう。
患者さんに意識はなく、見たところ、息もしてなさそうです。
こういった場合、どうしましょう?
一次救命処置とは、このように急変された患者さんに遭遇した場合に救急車が到着するまでの間、迅速で適切な応急手当を行う処置のことです。
この処置は英語でBasic Life Support、略してBLSと呼んだりします。
ちなみに、 病院に到着した後に行う二次救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support: ACLS)のコースもあります。

今回はこの一次救命処置についての講習会に参加したということです。

この講習会はアメリカ心臓協会(AHA:American Heart Association)により統一したカリキュラムが定められており、最新の研究をもとに更新されています。
講習会は実技がメインですが、実技試験・筆記試験も行われます。
最近では2020年にガイドラインの大きな更新が行われ、日本語版のテキストも更新されました。

当日はこのテキストとポケットマスクを携えて会場に向かいました。
受付で当日の体温チェックや体調の確認が行われ、参加者全員が揃ったらコース開始です。
患者さんの状態の確認方法や胸骨圧迫(心臓マッサージ)の正しい方法、人工呼吸のやり方や窒息の解除方法など、正しい救命処置につき半日かけて学習しました。
実技はほぼマンツーマンで行われ、講習が終わったら、そのまま実技試験を行います。
そこで実技の質は問題ないかのチェックが行われ、その後、筆記試験による知識の確認も行われます。
それらすべてにパスした場合、晴れて「BLSプロバイダー」の称号を手にすることができます。
(もちろん、この称号を得たからと言って満足せず、定期的に知識の確認を行い、いざという時に迅速に対応できることが大切です。)
自分もこれらの試験をパスし「BLSプロバイダー」になることができました。

自分は以前、BLSとACLSのインストラクター(受講者に講習会で指導することができる資格)まで取得していたのですが、カンボジアに行っている間に更新を行うことができず、残念ながら資格を失行してしまいました。
ちょうど去年、ガイドラインが大型アップデートされたので、これも良い機会と考え、再びインストラクター目指して頑張ることにしました。

いつインストラクターになれるやら、先はまだまだ長そうですが、インストラクターに復帰できた暁にはまたバリバリ活動したいです。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


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